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Google版AirDropの「ニアバイシェア」、Windowsアプリを公開

Googleは19日(米国時間)、Windows搭載のPCとAndroidとの間で簡単にファイル共有ができるWindows版「ニアバイシェア」(Nearby Share)アプリを一般公開した。4月からベータ展開されていたが、正式版が公開され、日本からもダウンロードできる。対象となるのは64bit版のWindows 10以降を搭載したWindowsパソコン。

ニアバイシェアは、Android向けに2020年から提供されており、近くのスマートフォン、タブレット、Chromebook同士で、素早くファイルの送受信できる機能。iPhoneやMacにおける「AirDrop」的な機能だ。

Windowsアプリの提供開始により、AndroidスマホなどとPCとの写真やファイル転送が簡単に行なえ、Windows PCからAndroidスマホ、AndroidスマホからWindows PCなど双方向でのやりとりが可能になる。

やりとりするデバイス(デバイスの公開設定)は、「自分のデバイス」のほか、「全員」、「連絡先に限定」、「誰にも公開しない」から選べる。

Windowsのニアバイシェア
転送完了
スマホから転送先PCを選択

ニアバイシェア利用のためには、BluetoothとWi-Fiが必要。AndroidスマホではOS標準で機能を備えているため、アプリなどは不要で、スマホとPCなどのデバイスを5m以内に近づけることで、デバイスを検出し、転送可能になる。

Googleでは今後、HPなどのパソコンメーカーとも連携し、一部のパソコンではニアバイシェアアプリをプリインストールしていく。