ニュース
AirDrop、ついにAndroidと連携可能に Pixel 10シリーズから
2025年11月21日 09:48
iPhoneやMacなどApple製品での近くのデバイスへのファイル転送に使う「AirDrop」が、Androidでも利用可能になった。
Googleは20日、Pixel 10シリーズにおいて、AndroidにおけるAirDrop的な機能である「Quick Share」とAirDropの連携を開始すると発表した。これにより、iPhoneとAndroidの間で近くのデバイスへのワイヤレス転送が相互に行なえるようになる。
Pixel 10シリーズでは20日以降順次展開し、その後他のAndroid端末にも拡大していく。Googleによれば、この取り組みは「Goodleの独自実装」とのこと。Googleではセキュリティを軸に設計し、「RCSや不明なトラッカー警告に続く、OS間の互換性向上に向けた新たな取り組み」としている。
AirDropは、iPhoneやiPad、MacなどのAppleデバイス間で、近くのデバイスに対し、ワイヤレスで写真やファイル、動画などを共有できる仕組み。Quick Shareも同様に、AndroidやChromebook、Windows PCなどで近くのデバイスにファイル共有できる。
Googleによれば、今回の連携では、Quick ShareがAirDropの「10分間全員」モードと連携。デバイス間で直接つながり、画面に表示されるデバイス名を直接相手と確認することで、正しい相手と共有できるようになる。今後はAppleと協力し、「連絡先のみ」モードの対応を目指すなど、相互運用性の向上を図る。
Googleの目標は、通信相手にかかわらず、簡単かつ安全なファイル共有体験をユーザーに提供することです。RCS や不明なトラッカー検出機能と同様、iOSと Android間の相互運用性の課題に取り組むための協業の機会を、私たちは常に歓迎しています。
本機能は、Google独自の実装により実現しました。社内のプライバシーおよびセキュリティチームによる徹底的な検証に加え、第三者のセキュリティ専門機関によるソリューションのテストも実施しています。
