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ドコモ、本人確認書類として健康保険証が利用不可に

NTTドコモは22日、携帯電話新規契約時などの「本人確認書類」として「健康保険証(健康保険被保険者証)等」の取り扱いを5月中旬で終了する。

健康保険証(健康保険被保険者証)等に含む書類は、健康保険被保険者証のほか、ひとり親家庭(母子家庭)等医療費受給者証、福祉医療費受給者証、介護保険資格者証、介護保険被保険者証、学生用被保険者証(国民健康保険)、後期高齢者医療被保険者証など。

取り扱い終了の理由は、契約者本人の意図せぬ「不正な契約締結や不正利用等」が増加しているため。5月中旬以降も本人確認書類として利用できるのは、運転免許証、マイナンバーカード、身体障がい者手帳、精神障がい者保健福祉手帳(障がい者手帳)、療育手帳など。

なお政府では、2024年秋を目処に現在の健康保険証を廃止し、マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」に一本化する方針。3月12日時点のマイナンバーカードの申請枚数は9,499万枚で人口に対する申請件数は75.4%、交付枚数は8,159万枚。健康保険証としての利用登録は5,312万件で、交付枚数に対する登録数は65.1%。