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auとUQ、健康保険証の本人確認書類利用を5月中旬で終了

KDDIと沖縄セルラーは、携帯電話の新規契約時などの「本人確認書類」として「健康保険証(健康保険被保険者証)等」の取り扱いを5月中旬で終了する。

auとUQ mobileの新規の契約の本人確認に健康保険証が利用不可となる。対応終了の理由については、「不正な契約締結や不正利用などの発生、本人確認書類として利用できるマイナンバーカードの普及状況などを踏まえた判断」としている。NTTドコモも5月中旬で、健康保険証の本人確認書類利用を取りやめる。

今回取り扱いを終了する「健康保険証(健康保険被保険者証)等」に含む書類は、健康保険証のほか、ひとり親家庭(母子家庭)等医療費受給者証、福祉医療費受給者証、介護保険資格者証、介護保険被保険者証、学生用被保険者証(国民健康保険)、後期高齢者医療被保険者証、自衛官診療証など。

なお、運転免許証や運転経歴証明書、パスポート(日本国旅券)、身体障がい者手帳、マイナンバーカードなどは引き続き本人確認書類として利用できる。

政府では、2024年秋を目処に現在の健康保険証を廃止し、マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」に一本化する方針。4月9日時点のマイナンバーカードの申請枚数は9,634万枚で人口に対する申請件数は76.5%、交付枚数は8,537万枚。健康保険証としての利用登録は5,708万件で、交付枚数に対する登録数は66.9%。