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アマゾンとStripeが提携強化 米国・欧州の決済をほぼStripeに

Amazonと決済サービスのStripeは23日、グローバルでの長期的なパートナーシップの拡大を発表した。今回の契約により、Stripeは、米国、欧州、カナダにおけるAmazonの戦略的決済パートナーとなり、Amazonの事業における決済の大部分を処理することになる。Stripeは、同社のクラウドインフラとしてAWS(アマゾン ウェブ サービス)の利用を拡大する。

Amazonは、2017年からStripeの利用を開始し、アジアとヨーロッパなどの市場で活用してきた。新たな契約でStripeは、米国、欧州、カナダにおけるAmazonの総決済量のかなりの部分を処理することとなる。Stripeは、プライム、Audible、Kindle、Amazon Pay、Buy With Primeなど、アマゾンの全事業部門において利用される。

StripeはAWSの活用を加速。Stripeの基盤となるコアコンピュートインフラストラクチャは従来からAWSだが、今回の契約により、データ処理の効率性とパフォーマンスを高めるGravitonや、データセキュリティを強化するNitro enclavesなどのAWSのサービス群の採用を予定している。