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Stripe、インボイス制度やVisaネットワーク直接接続に対応

決済プラットフォームのStripeは、インボイス制度対応やVisaネットワークの直接接続など、プロダクトの機能アップデートを実施した。

主なアップデート内容は以下の通り

  • Visa ネットワークへの直接接続を開始
  • 適格請求書等保存方式(インボイス制度)への対応
  • Embedded Checkout(埋め込み可能なチェックアウト機能)の提供
  • 利用者目線でのダッシュボード強化

Visa ネットワークへ直接接続することで、Visa を利用した決済がより早く安全に実施されるようになる。オーソリ成功率が5%以上向上し、フラッシュセールなど決済が集中する際にも、システムダウンしにくく高い決済成功率を担保。売上の機会損失を回避できるとする。さらに決済まで遅延時間(レイテンシ)も大きく改善する。

また、直接接続することで、加盟店側での不正取引によるチャージバックの成功率が向上。直接接続でより豊富な情報を取引に含めるで、決済発生から精算完了までの期間に、明細書に表示されていた「オンライン決済」表示や、取引に準拠するため使用していた「ST*」という表記などがなくなり、顧客に分かりやすい明細書を提供可能になる。

インボイス制度対応の概要は以下の通り。

適格請求書等保存方式(インボイス制度)への対応
Stripe Invoicing (請求書のオンライン作成・送付):

ダッシュボード上で請求書の記載事項変更、適格請求書の作成・保存を完結

Stripe Billing (ノーコードでサブスクリプションを容易に管理):

ダッシュボードから請求書を作成、カスタマイズ、送信

Stripe Tax (Stripe 上の取引の税金徴収を自動化):

数百種類の商品やサービスに対応しており、最新の税法や税率の改正が常に反映

Stripe Connect (プラットフォーム向け決済ソリューション)+Invoicing

Connect を使って連携アカウント (販売者アカウント) が発行する請求書にも対応

開発不要な構築済みの決済フォーム「Stripe Checkout」は、ユーザー自身のウェブサイトへの直接埋め込みに対応する(埋め込み事例)。リダイレクトが不要になり、顧客体験を向上でき、自社ブランドに合わせたカスタマイズがより簡単にできるとする。

Stripe ダッシュボードにおいては、ダークモード表示や使いやすいナビゲーションの導入。135以上の通貨対応などが図られた。