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Google、NestやAndroidでスマートホーム共通規格「Matter」対応

Googleは15日、Google NestデバイスとAndroidデバイスがスマートホーム機器の共通規格「Matter」に対応したと発表した。

Matterは、GoogleやAmazon、Appleなど、異なるプラットフォーム間でのスマートホーム機器の相互運用性を認証する規格。規格化を担うConnectivity Standards Alliance(CSA)には300社以上が参加している。Matter対応により、スマート照明やサーモスタット、窓のブラインド、ドアロックなど多くのスマートホーム機器の連携を強化できる。

多くのスマートホーム機器では、Google HomeやAmazon Alexaなど、メーカーの違いによる互換性の問題が生じていた。Matter対応デバイスであれば、Matter対応かどうかを確認すれば相互に動作することから、返品も減らせるという。

Matter: Making the smart home a more connected, comfortable, and helpful place.

Matterの動作には“ハブ”となる機器が必要。GoogleのMatterハブ対応デバイスは、初代Google Homeスピーカー、Google Home Mini、Nest Mini、Nest Audio、Nest Hub(第1世代、第2世代)、Nest Hub Max、新Nest Wifi Pro。

Matter対応デバイスは、Wi-FiまたはThreadでホームネットワークに接続できる。Threadは、玄関のスマートロックを接続するときなど、低電力で接続する必要がある場合に利用され、Nest Wifi Pro、Nest Hub Max、Nest Hub(第2世代)がThreadボーダールーターとして動作する。また、今回のアップデートでは、AndroidのFast PairのMatterサポートを追加している。

上記の機種以外にも、2023年初頭には多くのMatterデバイスが登場予定。製品のMatter対応は「Matter バッジ」で確認でき、Google Homeとすぐに連携できる。また2023年初頭にはGoogle HomeのiOSアプリにおけるMatter対応も予定している。