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スマートロック・デジタルキーに標準規格「Aliro」 アップル・グーグルも参加

Connectivity Standards Alliance (CSA)は9日(米国時間)、デジタルキーの相互運用性を高める新規格「Aliro」を発表した。ドアや鍵などを手掛けるAllegion、ASSA ABLOY、スマートロックのLast Lockなどのほか、AppleやGoogle、Infineon、Qualcomm、サムスン、STMicroelectronicらも参画する。

ドアや入口などのロック解錠・施錠をスマート化する新たな取り組み。Aliroは、モバイルデバイス、ウェアラブルデバイスと入退室管理リーダーなどの相互運用性向上に向けた通信プロトコルを整備。認証されたハードウェアにおいて、相互に利用可能とし、ドアや開口部のロックを解除するデバイスの標準化を図る。

Ariloでは、NFC、Bluetooth Low Energy(BLE)、Ultra Wideband(UWB)、非対称暗号などを採用し、クレデンシャル・データを定義。相互運用可能でシンプル、安全なソリューションを確立し、デジタル利用できるカードリーダの設置を加速していく。自宅や企業オフィス・施設、倉庫、ホテルの部屋など様々な場所での採用を見込めるという。

CSAは、GoogleやAmazon、Appleらも参加するスマートホーム標準規格「Matter」も推進しているが、AliroはMatterとも連携。200以上の企業が支持しているという。