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スシロー、品切れ情報を可視化。不適切なキャンペーン告知を反省

スシローは、公式サイトやアプリ、店舗の案内台で品切れ情報を確認できるようにした。スシローでは2021年から2022年にかけて、キャンペーン対象商品の販売を停止しているにも関わらず告知を続けるなど、不適切な告知を複数回に渡って行なっていた。

スシローでは、2021年9月および12月に実施したキャンペーンにおいて販売停止もしくは品切れしているにも関わらず告知を続け、消費者庁から2022年6月に措置命令を受けた。また、同年7月には生ビールジョッキ半額の店内告知を一部店舗でキャンペーン開始前に掲出し、また一部店舗で品切れの状況を引き起こすなどの問題を起こしていた。

一連の不適切な告知および対応により、利用者、取引先、ステークホルダーに迷惑をかけるとともに信頼を損ねたとし、信頼回復に向けて取り組むとしている。

取り組みの1つとして、来店前は公式サイトやアプリで、来店時には案内台で品切れの確認ができるよう情報提供を行なう。公式サイトやアプリでは、都道府県と店舗を選択することで、リアルタイムで販売状況を確認できる。

また、キャンペーン商品の販売総量を明示し、期間途中で品切れになった場合は公式サイト、アプリ、店頭などを通じて告知する。ただし、食材の特性によっては食品ロス削減の観点から当日使用量終了時は品切れとする場合がある。

そのほか、すしネタが極端に小さかったり、崩れていたり、トッピングがない場合などはスタッフに指摘するよう呼び掛けている。店舗で切りつけをしている商品に関しては、フードロスの観点から形が不揃いな場合があるが、大きさや重量は規定量を守って提供しているという。