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文字起こしできるボイスレコーダーアプリ「オートメモ」

ソースネクストは、ボイスレコーダーの専用アプリ「AutoMemo」(オートメモ)の機能を強化し、レコーダー本体不要で、アプリ単体で音声の録音と文字起こしができる機能を追加した。レコーダーを持っていないユーザーも利用できるようになる。

オートメモシリーズは、AIによる音声認識で録音した音声をテキスト化する文字起こし機能を利用できるボイスレコーダー。ハードウェアとしては、シンプルな機能でスマートフォンアプリと組み合わせが必須の本体「オートメモ」と、本体とWi-Fi環境だけで利用できる「オートメモ S」がラインナップされている。

今回のアップデートにより、「オートメモ」専用アプリ単体で音声を録音できる機能が追加される。本体を持っていない人も、アプリを導入すればAI文字起こし機能を利用できるようになる。

「オートメモ」アプリ

文字起こし機能の利用にはインターネット接続が必要で、毎月1時間までのテキスト化が無料の「ベーシックプラン」のほか、毎月30時間まで利用できる月額980円の「プレミアムプラン」がラインナップされている(初回登録時は1カ月無料)。利用時間の追加は10時間チャージが1,480円、100時間チャージが14,000円。

AI文字起こし機能は、自然な位置に句読点が入るなど読みやすさが特徴とする。対応言語は日本語、英語、中国語など72言語。別の言語への翻訳機能は搭載されない。複数の音声ファイルを対象に、音声の内容に対してキーワード検索できる機能や、テキストの指定した場所から音声を再生できる機能、ブックマーク、倍速・スロー再生、録音データの分割、などの機能を搭載している。音声ファイルとテキスト化されたファイルは、PCへの転送やクラウドサービスへの保存にも対応する

ソースネクストは翻訳機能搭載のハードウェア「ポケトーク」のアプリ版の提供を開始するなど、専用ハードウェアをアプリ化して展開するケースが増えている。ポケトークのアプリの展開の際には、ハードウェアは法人が導入しやすい・使いやすいといったメリットがある一方、展開できる国・地域や展開速度に限界があることを課題として指摘。アプリ化は個人向けにグローバルで瞬時に展開できることなどをメリットに挙げている。