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豊洲2・3丁目開発“ラストピース”着工。25年6月竣工

右がA棟、左がB棟

IHIと三菱地所は、豊洲二・三丁目地区における最後の大規模再開発「(仮称)豊洲 4-2 街区開発計画」に着工した。A棟・B棟の2棟を建設する計画で、2025年6月竣工予定。

豊洲二・三丁目地区開発の「ラストピース」とする事業。事務所(オフィス)、店舗に加え、インキュベーション施設、シェア企業寮等、現在豊洲エリアにはない機能を導入し、新たな交流・発信拠点となることを目指す。

周辺地図

2棟の建物のほか、街区中心部に大屋根を有した中心広場、街区周縁部に緑化空間を計画。2階レベルでは2棟の建物をデッキで繋ぐとともに、晴海通りを挟んで反対側(3街区)ともデッキを経由して接続することで、豊洲二・三丁目地区全体の回遊性向上を図る。

晴海通り側から
A棟-B棟間の植栽空間
中心広場

計画の核となるのはインキュベーション施設で、新たなコラボレーションが生まれる場となるべく、豊洲エリア立地企業等と連携。企業間連携やスタートアップ企業の誘致、ビジネス創発支援などにより多種多様なチャレンジをサポートする街に開かれた施設を目指す。

断面図

シェア企業寮ではインキュベーション施設とも連携。多様な人々の交流により新たな可能性を発見できる場を計画する。また、街区中心の大屋根付き広場は、様々なアクティビティが創出される地域の賑わい拠点となることを目指す。

A棟はきんでんとの不動産売買契約を締結済みで、竣工後に三菱地所からきんでんへ土地建物の所有権が譲渡される。インキュベーション施設、店舗等はB棟に設置される。

B棟

所在地は、A棟が東京都江東区豊洲2-14-1、B棟が豊洲2-14-2,4,5。A棟の敷地面積は約6,600m2、延床面積は約47,000m2、B棟は約12,893m2、約89,000m2。階数と高さは、A棟が地下1階、地上18階、約100m、B棟が地下1階、地上15階、約80m。

街区全体配置図