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月島もんじゃストリートに58階建・199mタワーマンション

建物外観完成予想図

月島三丁目北地区市街地再開発組合は、「月島もんじゃストリート」として有名な西仲通り商店街に面する場所において、地上58階建てのタワーマンションを中核とした再開発事業に着工したことを発表した。

東京都中央区月島三丁目で事業を推進する「月島三丁目北地区第一種市街地再開発事業」として着工。住宅・店舗・保育所・デイサービスが入る地上58階建てのタワーマンションを中核としたA街区、低中層建築物によるB-1街区(障がい者グループホーム等)・B-2街区(住宅他)で構成される。

街区配置図

同地区内は築年数の経過した木造家屋が多いことから、地域防災性の向上を課題に挙げる。また、隅田川と商店街の連続性、バリアフリー配慮の歩道整備や交流を生み出す公共施設、災害時にも活用できる広場の創出など、都市機能の更新が求められているという。

現地周辺図

再開発事業では、エリアのランドマークとなるタワーマンションを中核とした、快適な生活環境と多様で魅力的な複合市街地を形成。土地の合理的かつ健全な高度利用、都市機能の更新を図る。

高さは月島地区で最高となる約199m。戸数は1,285戸。あわせて商店街と隅田川をつなぐ広場や歩行者動線を創出し、「月島ならではの趣ある路地空間」などの賑わいある街並み整備を目指す。

木造住宅密集地を解消し、防火機能の強化を図る(2020年9月撮影)
隅田川と商店街をつなぐ(2020年9月撮影)

そのほか、都市型居住環境の向上に向け、公益施設の再編による機能(保育所、デイサービス等)の拡充、新設などを計画している。

敷地面積は、A街区が10,076m2、B-1街区が1,054m2、B-2街区が882m2。階数と高さは、A街区が地上58階・地下2階・約199m、B-1街区が地上6階・ 約24m、B-2街区が地上7階・約25m。2026年竣工予定。総事業費は約850億円。住友不動産、東京建物、大和ハウス工業、首都圏不燃建築公社が参画する。