ニュース

「豊洲ベイサイドクロス」が2020年4月24日開業。エリア最大の再開発

豊洲ベイサイドクロスタワー 外観

三井不動産は、エリア最大とする豊洲二丁目駅前地区の再開発プロジェクトについて、街区名を「豊洲ベイサイドクロス」とし、2020年4月24日にグランドオープンすることを発表した。

豊洲ベイサイドクロスは、オフィスゾーン、商業ゾーン、ホテルで構成される、ミクストユースの開発。豊洲駅直結の立地を活かし、オフィスワーカー、住民、インバウンドを含む訪問客といった多様な人々の幅広いニーズへの対応を図る。

所在地は東京都江東区豊洲二丁目2番1号。敷地面積は約27,800m2。事業名は「豊洲二丁目駅前地区第一種市街地再開発事業2-1街区」。

街区の核となる建物の名称は「豊洲ベイサイドクロスタワー」に決定。階数は地上36階、地下2階、最高高は約177m、敷地面積は約19,100m2、延床面積は約184,800m2。2020年3月31日の竣工を予定する。

豊洲ベイサイドクロス 夕景外観

豊洲ベイサイドクロスタワーの地下1階から地上4階には全36店舗の商業店舗が出店。「三井ショッピングパーク アーバンドック ららぽーと豊洲」(ららぽーと豊洲)として2020年4月24日にスケールアップオープンする。店舗面積は約6,600m2

既存のららぽーと豊洲(手前)と豊洲ベイサイドクロス(奥)

既存のららぽーと豊洲とはデッキで接続。また、ららぽーと豊洲では、豊洲ベイサイドクロスのオープンに合わせ、開業以来最大となる約70店舗のリニューアルを実施する。

ららぽーと豊洲に繋がるデッキ

豊洲ベイサイドクロスの33階から36階には、2020年6月25日に「三井ガーデンホテル豊洲ベイサイドクロス」がオープン。客室数は225室。ビジネス・観光ニーズのほか、バスルームから湾岸や東京の夜景を一望できる「ビューバスルーム」といった、記念日などの利用を想定した客室も備える。

36階ロビー

オフィスゾーンでは、スマホアプリによるトイレの空き状況確認、ららぽーと豊洲と連携した一部飲食店舗の混雑状況確認・予約システムなど、ICT技術によるオフィスワーカーのサポートを図る。

3階には、入居テナントワーカー専用施設「+C(プラスクロス)」を設置。ランニングステーションとしての利用も可能なミニフィットネスとシャワールーム、ラウンジや貸し会議室などを備える。

+C全体図(3階)

また、凸版印刷の映像・音・香り・照明をコントロールする技術を用いた集中ブースや、リラックス度を高めるためにパナソニックの音響・照明技術を用いたリフレッシュルーム等を整備する。

集中ブース
リフレッシュルーム

そのほか、豊洲公園と接続する場所に、オフィスワーカーや周辺住民、来訪者が卓球を楽しめる「ピンポンフォレスト」など、リフレッシュスペースを整備する。

豊洲公園にかかる「豊洲パークブリッジ」
ピンポンフォレスト

豊洲ベイサイドクロスの「CROSS(クロス)」には、“渡航する”という意味があることを紹介。かつて造船所だった豊洲の歴史を継承するとともに、“新しいフィールドへの挑戦(=渡航)”という意味を持たせたという。また、“交差”、“交流”、“組み合わせ”等、ヒト・コト・モノの「CROSS」を起こすことによる、新産業の創出や生産性のさらなる向上を目指すという想いも込めたとしている。

ロゴは、豊洲ベイサイドクロスのイニシャルの“T”と、海を想起させるカモメのマークを組み合わせたデザイン。コンセプトの「CROSS」の象徴として、大地と海とが有機的に交わることを、緑と青のグラデーションで表現している。

ロゴ