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銀行間手数料が大幅引き下げへ。10月から

全国銀行資金決済ネットワーク(全銀ネット)は18日、銀行間の送金等に関わる手数料を現在の半分程度に引き下げると発表した。引き下げは10月1日を予定しており、これに伴い銀行における振込手数料等の引き下げも見込まれる。

従来の銀行間手数料は、一般の振込で3万円未満が117円(税別)、3万円以上が162円(同)とされている。この銀行間手数料を改め、「内国為替制度運営費」を新設。為替取引1件あたり62円と定めた。

62円の内訳は、入金処理などで50円、為替事業の継続に必要な利益相当分が12円。為替取引の種類や金額に関わらず、一律に設定することが原則となる。また、この金額は5年に1度見直しを行なう予定。

政府が昨年7月に発表した「成長戦略実行計画」において銀行間手数料を、コストを適切に反映した合理的な水準に引き下げる旨が明記された。この対応として、内国為替制度運営費を新設し、従来の銀行間手数料を廃止する。