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池袋サンシャインシティに巨大アニメ制作拠点「Studio One Base」
2026年3月5日 17:02
KADOKAWAは今秋、池袋・サンシャインシティ内にアニメ制作スタジオを集約した新たな制作拠点「Studio One Base」を開設する。KADOKAWA、豊島区、サンシャインシティの3者は、池袋をエンタメとクリエイションが一体となった「世界に誇るアニメシティ」へと発展させるための連携を強化する。
日本アニメの市場は成長トレンドが継続しており、日本動画協会のデータによれば、24年のアニメ産業市場は前年比114.8%の3兆8,407億円で、過去最大を更新した。日本政府は、アニメや漫画、映画、ゲームなどのコンテンツ産業を国の基幹産業と位置づけ、23年に5.8兆円だった日本のコンテンツ産業の輸出額を、33年までに20兆円とする目標を掲げており、アニメ産業はさらなる成長を見込めるとしている。
これまでもKADOKAWA、豊島区、サンシャインシティは、池袋エリア一帯を舞台とする「池袋ハロウィンコスプレフェス」を、KADOKAWAグループのドワンゴや地域・関係団体と連携して開催してきた。またサンシャインシティでは、KADOKAWAアニメ作品のイベントやプロモーションなどで連携してきた。
豊島区は池袋を含む区内において、「マンガ・アニメ・コスプレの聖地」としてマンガ・アニメを活用したまちづくりを進めている。区立施設として「トキワ荘マンガミュージアム」を南長崎で展開しているほか、池袋にはアニメイトをはじめとしたアニメ関連ショップが立ち並ぶ。
サンシャインシティは年間を通して、アニメやIPコンテンツを用いたイベント等を実施し、年間3,000万人以上を集客している。また、専門店街アルパ・スカイレストランではキャラクターショップの集積と、IPコンテンツと連動した各店舗の商品展開や販促施策等により、24年度の売上高は359億円となった。バブル期に記録した過去最高売上高を更新するもので、好調な売上推移にキャラクターショップ等が貢献している。
これらに、アニメ制作スタジオ拠点という新たな魅力を加える。これまでのエンターテインメントとしての「観る」「楽しむ」「体験する」に加え、アニメ産業を「創る」「育てる」「発信する」クリエイションの中心地として発展させることを目指す。
今後、「世界に誇るアニメシティ」に向けて、人材発掘・育成や観光促進等の多様な分野で連携強化を推進する。
Studio One Baseは、KADOKAWAグループのアニメ制作スタジオが物理的に集結する拠点。バックオフィス機能の集約等を加速させることに加え、情報共有や連携の迅速化、クリエイターが制作に集中できる環境づくり、スタジオ間のノウハウ連携や若手育成の強化を図る。
開設地はサンシャインシティ内のオフィスフロアで、延床面積は約1,400坪。入居会社はKADOKAWA(関連部署)、ENGI、Studio KADAN、レイジングブル、ベルノックスフィルムズ、チップチューン。就業人数は約400名。




