意外と差がある銀行ATM手数料。どれくらい違うのか調べた

キャッシュレス時代とはいえ、現金を全く持たず生活している人というのは稀であろう。現金を持つ生活の中で利用機会が多いのがATMだ。そこで取引内容や曜日・時間によってかかってくるのがATM手数料。人それぞれ、普段利用している銀行の手数料が“当たり前”となっていることも多いが、実はそこには差がある。その差はどれほどのものか、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行、ゆうちょ銀行を対象に調べてみた。

みずほ銀行が3月1日に振込手数料を改定するので、記事内では改定後の手数料を記載する。そのほか、ゆうちょ銀行が4月1日に一部手数料を改定するが、これらは改定前後を併記。すべて同行キャッシュカードを利用した場合。また、一定の条件を満たしている利用者向け優待サービスを除外した、個人の利用者の場合とする。

各行ATMでの引き出し・預け入れ

ゆうちょ銀行が曜日・時間に関わらず利用手数料を無料としているほか、三井住友銀行が預け入れは常時無料、毎月25日と26日は全取引の時間外手数料を無料としている。三菱UFJ銀行の21時まで無料、みずほ銀行の2段階の時間外手数料設定が特徴的といえる。

各行ATMでの同行宛振り込み(振込手数料＋ATM利用手数料)

ゆうちょ銀行が引き出し・預け入れと同様にATM利用手数料が常時無料のほか、三井住友銀行も振込時のATM利用手数料は常時無料。そのため両行は、いつ振り込みを行なっても手数料は同額となる。

各行ATMでの他行宛振り込み(振込手数料＋ATM利用手数料)

同行宛の振り込みでは各行とも振込金額による振込手数料の差を設けていなかったが、他行宛になると、りそな銀行以外は金額により手数料が変わる。