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小田急とJR東日本、“オンデマンド”バスなど町田でMaaS共同実証

小田急電鉄とJR東日本は、1月18日から3月12日まで、東京 町田市内にてオンデマンド交通を活用するMaaSの実現に向けた実証実験を実施する。

町田市山崎町周辺エリアにおいて、小田急グループの神奈中タクシーがオンデマンド交通「E-バス」を実証運行。全26カ所のミーティングポイントを設ける。また、町田駅直結の「小田急百貨店町田店」では2,160円以上、「ルミネ町田」では2,000円以上の購入で、「E-バス」と神奈川中央交通の路線バス(一部の系統のみ)を無料で利用できるチケットを発行し、駅周辺の商業施設と公共交通の一体的な利用による相乗効果を検証する“公共交通および駅周辺商業施設の連携策”を展開する。

E-バスの実証運行では、小田急電鉄のMaaSアプリ「EMot」から、希望の乗降地点をEMotの配車リクエスト画面で選択し、自宅近く等の「乗車地点」から目的地近くの「降車地点」までの配車を手配。支払いまで完結する。運賃は1乗車100円で、EMot内決済と交通系ICカード、現金に対応する。

EMotとJR東日本アプリにおける「リアルタイム経路検索」は、小田急線全線、神奈川中央交通の路線バス全線、JR東日本の主要路線を提供。両社アプリにおける表示の分かりやすさや受容性を検証する。

両社のMaaS分野での連携は、2020年1月から3月の「立川おでかけアプリ」を用いた立川駅周辺エリアにおけるMaaSの実証実験に次いで2度目。