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日光のデジタルフリーパス「NIKKO MaaS」 電車もカーシェアもワンストップ

東武鉄道など6社は、栃木県の日光地域で国内初の環境配慮型・観光 MaaS「NIKKO MaaS」を順次開始する。

日光地域の鉄道・バスをセットにしたデジタル限定フリーパスのほか、EV・PHVカーシェアリングやシェアサイクル、EVバス(低公害バス)等のモビリティや、歴史・文化施設等の拝観・入場チケット、ネイチャーアクティビティ等の観光コンテンツを「NIKKO MaaS WEBサイト」からワンストップで検索・購入・利用が可能。スマートフォン1台で、シームレスに日光・鬼怒川エリアの周遊観光を楽しめる。

鉄道・バスのデジタルフリーパスは4種類を用意。いずれも鉄道の往復乗車券やバスフリー区間の利用が可能。

世界遺産認定の二社一寺をめぐる「日光世界遺産デジタルフリーパス」、鬼怒川温泉での宿泊と、鬼怒川エリアのレジャー施設を楽しむ「鬼怒川温泉デジタルフリーパス」はいずれも2,500円(浅草発の料金/以下同)で2日間有効(宿泊費別)。

世界遺産の二社一寺と雄大な自然など日光をまるごと満喫する「中禅寺・奥日光デジタルフリーパス」、鬼怒川温泉や、湯西川温泉を楽しむ「湯西川温泉デジタルフリーパス」はいずれも4,500円で4日間有効。

EV・PHVカーシェアリングは交通結節点にカーシェアポートを設置して利便性を向上。カーシェアポートの設置場所は東武日光駅、中禅寺バスターミナル、湯元バスターミナル、鬼怒川温泉駅前。また、トヨタは、法人等に販売されている2人乗り用超小型EV車「C+pod」の貸し出しも行なう。

華厳の滝及び赤沼(戦場ヶ原内)の駐車場には急速充電器を2022年1月に設置予定。60分程度で充電が完了する。また、100%再生可能エネルギーで電力を調達する「RE100」に対応する。

シェアサイクルは、ハローサイクリングとドコモバイクシェアを利用可能。設置場所は、ハローサイクリングが東武日光駅・東武日光駅前広場・日光市郷土センター・輪王寺三仏堂・大猷院入口・金谷ホテル歴史館など。ドコモバイクシェアは日光自然博物館・三本松茶屋。

その他、2022年3月から歴史・文化・観光施設等の拝観・入場チケットなども購入可能になる。

【観光コンテンツ(例)】

  • 日光東照宮
  • 日光山輪王寺
  • 日光二荒山神社
  • 日光田母沢御用邸記念公園
  • 明智平ロープウェイ
  • 中禅寺湖遊覧船
  • EDO WONDERLAND 日光江戸村
  • 日光さる軍団劇場
  • とりっくあーとぴあ日光
  • 日光おでかけサロン
  • 栃木県立日光自然博物館、ネイチャーガイド、自然体験イベント
  • 英国大使館別荘記念公園
  • イタリア大使館別荘記念公園

NIKKO MaaSは、東武鉄道、JTB、栃木県、JTB コミュニケーションデザイン、オリックス自動車、トヨタレンタリース栃木による取り組み。NIKKO MaaSによりマイカーによる来訪から鉄道への転換を促進することで渋滞緩和を目指す他、一般販売前のEVの採用や「RE100」充電器の設置を推進することで脱炭素社会への先導モデルになることも目指す。