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損保ジャパン、安全運転判定80点以上で自動車保険を割引

損害保険ジャパンは、安全運転をすると保険料が割引になる「走行特性割引」を2021年1月から開始する。ドライブレコーダーを使った安全運転支援サービス「ドライビング!」による運転診断の結果、安全運転と判定されると、自動車保険料が5%割引になる。

「ドライビング!」は、「ドライブレコーダーによる事故発生時の通知等に関する特約」を付帯した自動車保険契約に提供されるサービス。事故発生時の自動通報や事故発生時のデータを使った責任割合算定システムなどが提供される。

同サービスにより蓄積された数百万件のビッグデータを機械学習で分析。安全運転技術(交通事故の起こしにくさ)を判定する運転診断モデルを高度化することで、運転技術のスコアに応じた割引を実現した。

「ドライビング!」で提供するドライブレコーダーから取得した自動車の走行データをもとに「運転特性スコア」を算出。スコアが80点以上の場合に、継続後の契約の保険料に「走行特性割引」が適用される。スコアの上昇や割引適用のためには、速度超過や危険挙動(急アクセル、急ブレーキ、急ハンドルなど)を行なわないことが必要となる。

対象は、自動車保険の契約を継続し、ノンフリート等級が6(S)・7(S)等級以外の人。「ドライビング!」加入後、運転特性を計測して、次回保険継続時に割引するため、加入直後に割引を受けることはできない。

同社では、2018年1月から新規加入者(6(S)・7(S)等級のみ)を対象とした「安全運転割引」を実施しており、「走行特性割引」の導入によって、全ての等級に対して安全運転技術判定による割引を提供する。