ニュース
自動運転で関東~関西を1日1往復 有人では不可能な能力実証
2026年2月25日 12:36
T2は、レベル4自動運転トラックによる幹線輸送サービスの実現に向け、「関東~関西間の1日1往復」の運行を国内で初めて実証し、レベル4で前提となる連続運行に必要なオペレーションを確認した。
レベル4を見据えて設立した「自動運転トラック輸送実現会議~L4 Truck Operation Conference~」に参画する物流事業者7社が協力し、48時間以内に関東―関西間の2往復の運行を達成したほか、一般道を運行する各社のトラックへのコンテナの移し替えなどの手順も確認した。
現在、ドライバーの拘束時間が1日最大15時間であることから、関東~関西往復には1日で片道を運行するのが限界だった。T2が2027年度に実現を目指すレベル4自動運転トラックによる幹線輸送サービスは、ドライバーのトラックへの乗車が不要となることから「往復」の運行が可能で、輸送能力は少なくとも2倍に高まると見込んでいる。
今回の取り組みには、佐川急便、鈴与、西濃運輸、日本郵便、福山通運、フジトランスポート、三井倉庫ロジスティクスの7社が協力。1月27日~29日の期間に、関東と関西を結ぶ約400kmの高速道路区間で実証を行なった。
実証では、レベル4を見据えて無人運転(高速道路)と有人運転(一般道)を切り替えるためにT2が設置を進めている「切替拠点」の利用を想定。神奈川県厚木市と京都府八幡市にある物流施設をこれに見立てた上で、高速道路はT2のレベル2自動運転トラック、一般道は鈴与およびフジトランスポートのトラックで運行した。
また、実際の運行は複数台となることを前提に、T2のトラックを2台使用して関東と関西をそれぞれ発着地に同時並行で本実証を行なった結果、約48時間以内に1台あたり2往復を達成できた。
さらに、荷台との分離により輸送を効率化することからニーズが高い「自動運転トラクター」の導入も見据え、T2のトラック(スワップボディタイプ)から各社のトラックへコンテナを移し替えるデモンストレーションも行ない、詳細な手順やリードタイムを確認した。今後はレベル4で前提となる連続運行に必要なオペレーションを構築していく。


