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イーデザイン損保、スマホ時代のデジタル自動車保険「&e」

イーデザイン損害保険は、11月18日より最新テクノロジーを活用した自動車保険「&e(アンディー)」を発売した。契約・問い合わせ・保険金の支払いまで、多くの手続きをスマートフォンで完結できる設計。またIoTセンサーを貸与し、自動で事故を検知するなどデジタルの利便性を取り入れ新たな体験を提供する。安全運転を支援する機能も備える。

アプリは顧客の操作性を重視して、ページ設計からデザインまで、手続きや情報へのアクセスがストレスなくできるように設計した。たとえば保険証券をスマートフォンで撮影すると画像認識により、見積もりや申し込みに必要な項目の入力が大幅に削減され、保険料の試算も最短60秒で完了する。

契約者に無償で提供するIoTセンサーは、事故の衝撃を検知するとスマートフォンに通知を送信。そこから1タップで事故を連絡できる。また、提携修理工場での修理希望もその場で入力できる。

さらに、IoTセンサーが検知した衝撃やGPSデータをもとに、事故状況を動画で再現。事故前後の車の速度・衝撃・損傷などのデータを事故担当者が把握でき、事故が起きた際の顧客の不安軽減をサポートするとともに、事故の早期解決に役立てる。

画像・動画は社内のみで閲覧する

顧客の安全運転を支援する機能も備える。頻出する事故のパターンから作成した安全運転のヒント「運転テーマ」を定期的にアプリで配信する。

また、IoTセンサーが検知したデータをもとに判定した急ブレーキや急ハンドル、急加速などの情報や、それらをもとに算出した運転スコアを通じて、顧客が運転傾向を把握できる。

同居の家族はもちろん、&eに契約している遠隔地の家族とも運転スコアなどを共有でき、一緒に楽しみながら安全運転に取り組める。さらに、安全運転をするとポイントがたまり、コーヒーなどの商品と交換できる。

そのほか、交通安全に関するデータを活用した事故削減の取り組み「Safe Drive With」を始める。たとえば、Apple Watch経由で運転中やその前後の心拍数、前日の睡眠時間などのヘルスケアデータを取得し、安全運転との相関を調べるなど、様々な企業や自治体と連携する。また、顧客の安全運転への取り組み状況に応じて、事故削減や交通安全の取り組みに寄付を行なう「+まち(ぷらまち)」も開始し、顧客と事故のない世界を共創する。

同社は、&eについてビジネスモデル特許を出願。インシュアテック保険会社として、デジタルを活用した損害保険の新たな体験価値創造に取り組むとしている。