ニュース

事故車の写真をLINEで送るとAIが30秒で修理金額算出。損保ジャパン

SOMPO AI 修理見積 利用イメージ

損害保険ジャパン日本興亜は、利用者が撮影した自動車の画像から、リアルタイムで概算修理金額を見積するAI自動見積サービス「SOMPO AI修理見積」を、11月から開始する。自動車の修理金額を見積するAI自動修理見積サービスの実用化は業界初としている。

利用には、損保ジャパン日本興亜のLINE公式アカウントを友だちに追加。トークルーム内の「LINEで受付」から事故の連絡をすると、自動あるいは事故担当者から返信がある。

「撮影+AI修理見積」を選択し、損害箇所を選択して撮影すると、AIが画像データより、概算修理金額を算出する。撮影した画像と概算修理金額は事故担当者へ送信され、事故担当者は画像および概算修理金額をもとに、支払い対象となる保険金を案内する。

SOMPO AI修理見積では、画像の撮影から約30秒で概算修理金額を確認でき、保険金の支払い手続きも最短30分程度に短縮可能としている。従来は、自動車の修理金額を見積するためには、修理工場への持ち込みや、保険会社の事故担当者による立会調査が必要で、事故受付から修理金額の案内まで、1週間から2週間程度の時間がかかっていたという。

開発については、AI修理見積システムの開発をイードリーマーと、チャットシステムへの実装をオプトと共同で行なっている。

今後は、火災保険の家屋の損害でのAIによる保険金算出サービスを検討。また、AI修理見積による事故受付、保険金支払額自動算出の後、瞬時に利用者への入金まで完結するサービスの実現を目指す。