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オムロン、体温計の国内生産を強化。年間300万本を供給

オムロン ヘルスケアは、新型コロナウイルスの影響によるグローバル規模での検温需要の高まりに対応するため、体温計の生産体制を強化する。10月から国内生産拠点の松阪工場(三重県松阪市)において電子体温計の生産ラインを増設し、国内向けの商品供給を強化する。

松阪工場には、現在の生産工場であるオムロン大連(中国大連市)の生産ラインをベースに、安全性や耐久性、省人化、高速性を追求した新たな生産ラインを構築。年間最大300万本を供給する。

増設するラインでは、電子体温計の主力機種「MC-687シリーズ」を生産。約15秒の予測検温と実測検温の両方が可能な体温計で、年間の国内向け体温計出荷量のうち約40%を占めている。