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Twitter、新型コロナ関連の誤情報に「警告ラベル」

Twitterは、新型コロナウイルスについて誤解を与える情報を含んだツイートに、新たなラベルや警告メッセージを導入する。日本語、英語、スペイン語、アラビア語、フランス語、ポルトガル語の6言語に対応。

新型コロナウイルスに関連して、危険性は高くないものの、内容によって人々を混乱させたり、誤解を生じさせる可能性のあるツイートに、ラベルや警告メッセージを表示。説明を追加したり、状況を明確化することで、利用者が真偽の判断を容易にできるようにする。

Twitterは2月に、フェイク動画や画像を含むツイートについてラベルを導入し、追加情報や信頼できるソースのツイートにリンクすることで、利用者へ注意喚起を行なう仕組みを導入していたが、同様の仕組みを新型コロナウイルス関連のツイートにも導入する。

また、危害の程度や、誤解を生じさせる情報の種類によっては、警告メッセージを表示。ツイートが表示される前に、その内容が公衆衛生の専門家によるガイダンスと矛盾していることを知らせる。

具体的には下記の3点を基準に判断。重大な影響がある場合は削除される可能性もある。

  • 誤解を招く情報:公衆衛生当局などの各分野の専門家によって、誤りであること、もしくは誤解を生じる可能性があることが、確認されている発言や主張
  • 議論の余地がある主張:正確性や正当性、信ぴょう性について議論がある、もしくは確認されていない発言や主張
  • 未確認の情報:真偽はどうあれ、共有された時点では確認されていない情報

Twitterでは今後もこうした取り組みを続け、随時調整を加えながら、Twitter全体で確実にラベルや警告メッセージが表示されるようにするとしている。ただし、現時点では埋め込まれたツイートや、ログインせずに閲覧している場合にはラベルが表示されない。