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Twitter、「リツイート」より「引用ツイート」を使って。大統領選に向け仕様変更

Twitterは、米国大統領選挙に向けて「リツイート(RT)」の機能を仕様変更する。他人の投稿をそのまま拡散するのではなく、ユーザーが自分の考えを添えて投稿する[引用ツイート]を推奨していく。

通常Twitterで[リツイート]ボタンを押すと、自分のタイムラインに元のツイートをそのまま投稿できる[リツイート]と、自分のコメントを付けて投稿する[引用ツイート]を選択できる。しかし、10月20日以降は「引用ツイート」の作成画面のみが表示され、すぐにはリツイートできなくなる。

追加の操作を行なうことで、引き続きリツイートも可能。Twitterは、今回の仕様変更により、ユーザーが自分の考えや反応、視点を添えて投稿し、会話を活性化することを狙う。11月上旬の米大統領選終了までは、全世界でリツイートの制限を行ない、その効果を見ながら、その後も継続するかを判断する。

また、フォローしていない人からの「いいね!」や「フォローされた人」のレコメンデーションがタイムラインに表示されないようにし、これらのツイートの通知を送らないようにする。フォローしていないアカウントやトピックのツイートが、ユーザーに届くまでの時間が遅くなる可能性があるが、「思慮深いツイートのために必要なこと」としている。

米国においては10万人以上のフォロワーを持つアカウントにおいて、政治的に「誤解を招く」ラベルが付与されたツイートの閲覧も制限。警告画面をタップしないとツイートを開けないようにするほか、リツイートも禁止し、引用ツイートのみが可能となる。