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ゼブラ、最高峰ボールペンブランド「THE ZEBRA」

「THE ZEBRA」

ゼブラは、日本の最高を追求するという新しいボールペンブランド「THE ZEBRA」(ザ ゼブラ)を立ち上げた。第1弾製品は高級油性ボールペン「HAMON」(ハモン)で、発売は3月4日、価格は59,400円。替芯は1,430円。ボール径は0.7mm、インク色は「黒墨」。軸色(本体色)は3色をラインナップする。THE ZEBRAブランドの製品の保証期間は10年間。

THE ZEBRAは、ゼブラが創業以来120年以上にわたり培ってきた技術・経験を結集したブランド。第1弾製品のHAMONは、海外製品が多い高級筆記具において「日本メーカーならではの視点で書き心地を追求した」のが特徴で、ゼブラ史上最も高級な価格帯の油性ボールペンとなる。

購入後10年間の保証期間を設けるほか、「プレミアム保証システム」として、今後新たな専用替芯が発売された際には無償で1本提供されるサービスも用意し、最新の技術を常に体験できるようにする。「100年使い続けても飽きない普遍的なボールペンでありたいという想いを込めた」としている。

第1弾 HAMON

THE ZEBRA 「HAMON」59,400円

HAMONにはゼブラ初の「エイジングチップ」が搭載される。これは、製造・組立直後のペン先の“しばらく書かないと高い筆感にならない”状態を解消する、“なじみ”処理を加えたもの。書き始めから滑らかでスムーズな筆感を実現する。

インクは、7年かけて開発された最新の油性インクを採用。インク色は、黒の中に若干の青みを感じるという「黒墨」(くろずみ)色。中芯は、社内で専門のトレーニングを積んだマイスター制度の認定を受けた3名のスタッフにより、1本1本手作りで生産される。

手作りされる中芯

金属製の中芯と本体のペン先部分に、インク終わりが見える部分をつくり、突然インクが切れるストレスを無くす仕様。これはゼブラが1966年に発売したボールペン「クリスタル4100」から継承した技術。

HAMONは軸をひねって中芯を出すツイスト式。1977年に発売した「シャーボ」シリーズで培った“作動のしっくり感”を継承し、「まるで高級車のような作動感」と謳う。

クリップは、中芯を出すと同時にバインダークリップが本体の中に収納される「リトラクタブル バインダークリップ」をゼブラとして初めて採用しており、筆記中はクリップが邪魔にならない設計。2003年に発売した「サラサクリップ」のバインダークリップ技術を継承し、高級感を損なわないよう進化させたとしている。

バインダークリップ

本体軸は、日本の金属加工技術を駆使し、1本の金属から削り出したアルミ軸。特に、ペン上部の波紋模様は1本あたり1時間以上かけて切削するなど、彫刻のような造形美が追求されている。波紋模様は、日本の「水の自然美」に着目した、水の波紋がモチーフになっている。

本体軸には日本発祥であるアルマイト処理やブラスト処理を施し、高い耐久性・触り心地も実現した。軸色は、HAMONの世界観を表現する日本の伝統色から、銀色(しろがねいろ)、水藍色(みずあいいろ)、鋼色(はがねいろ)の3色を選定している。

左から銀色(しろがねいろ)、水藍色(みずあいいろ)、鋼色(はがねいろ)

重心バランスは、2018年に発売した「ブレン」の技術を継承し、上部の軽量化、握り位置のオモリ内蔵など、筆記しやすい重心バランスにこだわりぬいた。

ペン本体の全長は143mm、軸径は12.5mm、重量は30g。ボール径は0.7mm。

パッケージは桐箱。ブランドのコンセプトを反映し、過度な装飾を施さないデザインになっている。

HAMONの販売は一部の文具取扱店に限定される。同社ではTHE ZEBRAの製品について「一見しただけでは魅力が伝わりにくい側面がある」とし、高級筆記具の販売に精通した販売員による接客とユーザーの購入体験を重視。加えて生産に時間がかかることから、取り扱い販売店を限定する形になっている。

当初の販売店は、北海道が3店舗、東北が3店舗、関東が26店舗(うち東京都は20店舗)、中部が7店舗、近畿が10店舗、中国が5店舗、四国が3店舗、九州が11店舗。このほか有隣堂の2店舗でも販売を予定する。都内は伊東屋、ハンズ、ロフト、丸善などが中心になっている。