いつモノコト
“風を送る”だけじゃない「CIO Handy Fan」 冷却・首振り・充電まで
2026年9月2日 09:00
毎年、夏になると熱中症対策や酷暑対策としてさまざまなハンディファンや冷却グッズを試してきました。しかし、風量が物足りなかったり、カバンの中でかさばって持ち歩かなくなったりと、なかなか自分の生活に定着しないのが悩みの種でした。
そうしたなかで、今年試してみたのが、モバイルバッテリーなどのPC周辺機器でお馴染みのCIOから登場した「CIO Handy Fan」です。購入してしばらく日常で使いながら、真夏の暑さがどれだけしのげるのか、試してみました。Amazonでの価格は9,980円です。
ポータブル扇風機としてはシンプルでかっこいいデザインです。ブラックとホワイトの2色があり、私はブラックを選びました。CIOならではのさらっとしたシボ加工で、外で持ち歩きながら使っても汗などのべたつきを感じることはありませんでした。
扇風機部分は2枚羽の構造になっていて、ポータブル扇風機の中では風量は結構強いです。風量は弱・中・強・ターボの4段階で調整できますが、室内・卓上で使う分には「弱」で問題ないと感じます。
ただ、気温が35度を超えるような猛暑日に屋外で使ってみると、どうしても周囲の熱風をそのまま送り出す形になってしまいます。これはどのハンディファンでも似たような状況ではあると思います。
個人的には、酷暑日に外で使うというよりは、暑いところからエアコンの効いた室内に入ったときにスイッチのボタンを入れると、強い風が一気にあたって涼しく心地よく感じます。
移動中の火照った身体を素早くクールダウンさせるためのサポートツールとしてカバンに忍ばせておくと、夏の移動が楽になります。
CIO Handy Fanの中心部には冷却プレートであるペルチェ素子が組み込まれています。この冷たいプレートを火照った頬や首筋に直接当てると、氷をあてられたようなひんやり感が伝わります。
猛暑の屋外でこのスイッチを入れると、送られてくる風は熱いのに中心のプレートだけが冷たいという不思議な感覚を味わいます。バッテリーの消費は早くなるため常時使うわけではありませんが、「今すぐ一時的に冷やしたい」というタイミングでピンポイントに当てる使い方がぴったりです。
普段から扇風機は風量強めで使いたいタイプなのですが、CIO Handy Fanのターボモードは力強さがあります。ポータブルサイズでありながらしっかりと強い風を送り出してくれて、暑がりな筆者でも十分に涼しさを感じられる風量です。ただ、作動時のモーター音はやや高めの音が響くため、静かなオフィスや図書館などで使うときは風量を弱に設定して使うのがおすすめです。
一方で仕事中に卓上充電器へセットして使う場合は、一番弱い風量設定でも十分に涼しく過ごせます。作動音は「弱」でも少し大きめな感覚です。付属の卓上台座に乗せて充電しながら使うと自動で首振り運転をしてくれるため、一箇所に風が当たり続けることなく分散して風を感じられます。
CIO Handy Fanの構造上、下方向には首を向けられますがあまり上方向に調整できません。卓上充電器をローデスクに置いて首振りする際にもう少し上方向に角度調整ができればさらにうれしいかな、と思います。
首振りを考えなければ、横に倒して卓上に置けば、上方向に向けて風を流せるので、ローテーブルではこの置き方がおすすめです。
カバンの中に入れて持ち運ぶ際には、5秒で自動的にキーロックが有効になる仕様です。バッグの中で勝手にボタンが押されて誤作動し、いざ使うときに電池が切れているというトラブルを防げるのは安心感があります。ただ、使用時にはロック解除の操作を行なってから電源を入れる形になるため、ロック解除と電源オンでボタンを計3回押すような操作手順になり、慣れるまでは少し手間に感じる場面もありました。
CIO Handy Fanは、ファン部分とバッテリー部分をカチッと取り外せる構造を取っています。扇風機を使わない秋冬の季節でも、バッテリー部分だけを取り外してスマートフォンの充電器として一年中活用できます。
バッテリー側には収納式のUSBコネクタが備わっており、カバンの中でケーブルを探さなくてもワンタッチでスマホに接続して充電をスタートできます。
ただし、本体自体の充電には付属の小さな変換アタッチメントを使う必要があるため、卓上充電器を使わない旅行や出張の際は紛失しないように注意して持ち運ぶ必要があります。
普段は自宅の卓上スタンドに挿しておけばそのまま自動で充電されるため、日常使いで困ることはほとんどありません。
持ち手部分にはカラビナフックが一体化されているため、リュックのストラップやバッグの持ち手にサッと引っかけて持ち運べます。付属のストラップを使って首から下げておくこともできるので、荷物が多い日でも手がふさがりません。
我が家では子どもがこのギミックをとても気に入っており、お出かけの際には喜んで手に持って風を浴びています。操作もしやすく見た目もおしゃれなので、外出時には子どもが楽しく使いながら熱中症予防ができるアイテムとしても重宝しています。
また、私自身も卓上扇風機として使ったり、真夏の暑い移動の際に、移動先の涼しい室内でクールダウンするのに役に立っています。
室内でのデスクワークから外出先の移動、そしてスマホの充電まで、私の夏の移動と日常の作業環境にしっかりと定着してくれたアイテムです。









