いつモノコト
定番G-SHOCKがMIP液晶に 「GW-BX5600」を使ってみた
2025年12月14日 10:00
G-SHOCKの中でも定番の「5600」シリーズで初めてMIP液晶を搭載した「GW-BX5600」が発売されたので、スタンダードな配色の「GW-BX5600-1JF」を買ってみました。ヨドバシカメラの店頭で30,800円でした。
これまでG-SHOCKでは、スポーツやトレーニングなどにフォーカスした「G-LIDE」「G-SQUAD」を中心に高精細なMIP液晶搭載モデルがラインナップされていましたが、カジュアルな王道ラインかつ定番4機種の中でも代表格である「5600」シリーズがベースになるのは初めてです。
既存のMIP液晶モデルと比較して、新たにクラシックフォントが用意され、アプリから設定することで、数字を従来のセグメント液晶のような見た目に変更できます。
もうひとつの新要素は、MIP液晶搭載でもソーラー発電(タフソーラー)の駆動で完結している点です。MIP液晶搭載モデルはこれまで、電池駆動もしくは「ソーラー発電+USB充電」という形でしたが、「GW-BX5600」シリーズに搭載されるMIP液晶は省電力性能が進化し、ソーラー発電のみで駆動できるようになっています。
Bluetooth連携の内容は、例えば「GA-B2100」など、比較的カジュアルなモデルのBluetooth連携機能と同じです。スマホアプリとペアリングを済ませておくと、自動的な時刻修正が可能。ワールドタイムやアラームなどの設定や管理をスマホアプリから行なえます。一方、「Bluetoothでスマホと常時接続され、スマホの通知が時計にも届く」といった、いわゆる“スマート機能”はありません。Bluetoothはあくまで腕時計を便利に使うための機能という位置付けです。
気になった点があるとすれば、ソーラー発電による充電残量を腕時計側で確認できないことでしょうか。もちろん、充電残量が低下した際に「LOW」と表示する“警告機能”は搭載されていますが、ソーラー発電モデルによくある「H/M/L」の表示がありません(これは今回の製品のベースになった「GW-B5600」も同様です)。Bluetooth連携のスマホアプリ側で残量をチェックできるので、詳細はそちらで、ということなのだと思いますが、せっかく高精細なMIP液晶なので腕時計側でも残量が分かればいいのになと思いました。
MIP液晶は高精細なことに加えて、コントラストが非常によいので、暗い環境でも視認しやすいのが特徴です。これは文句ナシで、G-SHOCKの液晶が新世代になったと実感できる部分です。
GW-BX5600はセグメント液晶のようなフォントにできるので、パッと見は従来モデルと同じような雰囲気で使えます。画面の上半分は(小さな文字ですが)いろんなバリエーションが用意されているので、情報量を増やした表示も可能。クラシックで王道的なG-SHOCKの雰囲気を残しながらリッチな情報表示にも対応する、いいとこ取りなモデルに仕上がっています。













