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「ミッフィー70周年デザイン」のエポスカードを作った!

今回作ったミッフィー70周年デザインのエポスカード

マルイのお店に行くとたくさん展示してあるクレジットカード。キャラクターがプリントされており気になっている人も多いのではないでしょうか?

これは丸井グループ系のクレジットカード「エポスカード」で、アニメなどのキャラクターコラボカードも含めるとデザインは100種類以上もあるそうです。

すでにクレジットカードは何枚か持っている筆者ですが、欲しいデザインのカードがいくつもあったので今回初めてエポスカードを作ってみることにしました。

タダで手に入るコレクションアイテム!?

エポスカードは通常デザインのカードはもちろん、キャラクターコラボのカードも入会金不要で、年会費も永年無料となっています。発行に1円もかからないので、“好きなキャラクターのグッズを無料で手に入れられる”とも言えるでしょう。

なお、他の発行体でもキャラ物のクレジットカードは年会費無料で使えるものが現在は多いのですが、一部は年会費が発生するタイプもあるので注意したいところです。

エポスカードのデザインの一例(エポスカードWebサイトより)

さて、エポスカードのキャラを一部紹介すると、大ヒットしている「ちいかわ」をはじめ、「エヴァンゲリオン」「たまごっちのプチプチおみせっち」「リラックマ」「すみっコぐらし」「mofusand」「おでかけ子ザメ」「しろたん」「ムーミン」「ゆるキャン△」「プリキュア」「おそ松さん」「ワンピース」など人気キャラクターが多数ラインナップされています。

こちらはサンリオの人気キャラ「ポムポムプリン」のカード

女性向け作品やかわいい系のキャラが多いものの、「カプコン」「ドラゴンクエストIII」「ファイナルファンタジーVII リバース」「新サクラ大戦」といったゲーム系や、「東方Project」「駅メモ!」「邪神ちゃんドロップキック」といったカードもありました。

また「FC町田ゼルビア」のほか、ちょっと渋めの「お城」「ミュージアム」などの非キャラクターカードも選べます。

1つの作品で複数のデザインを用意しているものが多くてどれにするか迷いますが、それもまた楽しい時間でしょう。

「ミッフィー70周年」は期間限定! 急ぐべし!

そんな中、筆者が選んだデザインは「ミッフィー」です! オランダの作家、ディック・ブルーナ氏による絵本のキャラクターとして1955年に本国でデビューしました。今年、2025年はちょうどミッフィー誕生から70周年に当たります。

日本でも親しまれている絵本。ちなみに福音館書店の絵本では、「ミッフィー」ではなく「うさこちゃん」と呼ばれています

ミッフィーの誕生日となる6月21日には、長崎県のテーマパーク「ハウステンボス」にミッフィーの新エリア「Miffy Wonder Square」がオープンしたのも記憶に新しいところです。

都内で開催されたMiffy Wonder Squareの説明会には、ミッフィーも駆けつけてくれました!

そんなアニバーサリーイヤーを記念して期間限定で登場したのが「ミッフィー70周年デザイン」のエポスカードです。歴代のミッフィーが並んでいて、見ているとほっこりします。

歴代ミッフィーのグラフィックがずらり!

見慣れたミッフィーに混じって、「おや!」と思った方がいるかもしれないのが、上段左のミッフィーでしょう。耳がやや開いたこのデザインは、最初の絵本に描かれた”初代ミッフィー”の姿です。

初代のミッフィーは現在とはちょっと異なるグラフィックですが、なかなか印象的です

初代ミッフィーですが、いま日本では特に「nijntje」(ナインチェ、オランダ語で「小さなウサギ」の意)と呼ばれています。今年はぬいぐるみなどを始め多くのグッズが「ナインチェシリーズ」としてリリースされ、ファンの間では話題になりました。

ところで、エポスカードのミッフィーデザインは70周年カードを含めて3種類あります。ほかは「やまのぼり」と「おはな」ですが、初代ミッフィーが描かれているのは70周年カードだけになっています。

この70周年カードは期間限定での発行で、申込期間が「2026年1月末頃まで」と間もなく終了となるので、欲しい方は早めに申し込んだ方が良いでしょう。

カードには「おなかみせ」や「おばけごっこ」といった名シーンも。おなかみせは、先に写真を載せた「うさこちゃんとにーなちゃん」に登場します

エポスカードはクレジットカード番号が裏面に記載された「表面ナンバーレス」タイプ。利用時に番号や名前などを見られる心配が少ないのもメリットですが、キャラクターにエンボスが被らないのが嬉しいところですね。

カード情報は裏面にプリントされています。署名欄はありませんが使用に問題は無いそうです
エポスアプリを使うと、スマホでカード情報を確認できます

エポスカードには一定額の利用でキャラクターグッズなどがもらえる会員特典が付いています。ミッフィーカードの場合は、3カ月以内に累計2万円(税込)以上のショッピングをすると「サガラ刺繡オリジナルパスケース」(非売品)がプレゼントされるということです。

翌日に審査完了。ポスト投函なので受け取りも楽

エポスカードは18歳以上であれば学生(高校生除く)、社会人を問わず申し込めます。申込はマルイの店頭かWebで行なえ、今回はWebから申し込みました。なお、カードのブランドはVISAのみとなります。

Webサイトの申込画面

個人情報などを入力すると、翌日には審査に通りカード発行の手続きに入ったというメールが来ました。Webで口座振替の手続きをしておけば、ポスト投函で受け取れます。カードが届くまでは1週間ほどです。

このような封筒で届きました

新規入会特典もあり、入会から1カ月間はマルイ、マルイの通販、モディでエポスカード利用時は10%OFFになります。また、店頭申込時は10%OFFに代わって2,000円の優待クーポンとなります。

エポスカードには様々な機能が付いていますが、マルイの店舗や通販で「1ポイント=1円」の割引になるエポスポイントを貯められるほか、各種施設での特典や割引もあります。

また、アプリまたはメールですぐに利用額が通知されたり、あらかじめ設定した金額に達するとアプリで通知されて使い過ぎが防げるといった安心面の機能も充実しています。

エポスアプリでは、ほぼリアルタイムで利用通知が届きます
利用金額がグラフで表示されるほか、設定した金額(ここでは1万円)も確認できます

マルイは推し活の基地に変貌していた

「推し活」が大きなブームとなっている中、好きなキャラクターのカードが作れるサービスとしてぜひチェックしたいクレジットカードです。

マルイの店舗は従来の百貨店タイプから最近はアニメやゲーム、ホビーをテーマにした売り場やイベントスペースを設けるなど変化しており、サブカルチャーに注力していることが伺えます。

まさに、そうした顧客層と相性が良いのがこのコラボレーションカードでしょう。マルイに限らず、お店でカードを出すときにさりげなく推しをアピールできるのはもちろん悪い気分ではありません(笑)。

カード情報が表面に無いので、グッズと一緒の撮影(ぬい撮り)に使うのも面白そう

気になる部分としてはポイント還元率でしょうか。コラボカードはベーシックな「エポスカードVisa」と同じで、基本はエポスポイントが200円の買い物で1ポイント付与されます。すなわち還元率は0.5%。年会費無料で1%還元のカードも存在することを考えると、多少物足りなさは否めません。

一方で、マルイといえば年4回のエポスカード会員向けセール「マルコとマルオの10%OFF」が有名。無印良品やロフト、GAPといった多くのテナントも対象になるので、この期間の利用だけでもメリットは大きいでしょう。また、条件によってはポイント還元率が上がるセール(エポスサンデーなど)もあります。

というわけで、普段からポイントをガンガン貯めるといったタイプのカードではないかもしれませんが、なんといっても豊富なデザインから選べることに大きな価値があると思います。

まずはカードの一覧(https://www.eposcard.co.jp/cardlineup/index.html)を開いて「あれも良い!、これも良い!」と眺めてみてはいかがでしょうか。ただし、“作れるのは1枚だけ”というのがまた悩ましいのですが……。

1981年生まれ。2006年からインプレスのニュースサイト「デジカメ Watch」の編集者として、カメラ・写真業界の取材や機材レビューの執筆などを行う。2018年からフリー。