ニュース

サンリオ、大分ハーモニーランドをリゾート化 ホテルも展開

サンリオは、大分県のハーモニーランドを改修しリゾート化する基本構想を発表した。詳細は今後明らかにされていく。

大分県のハーモニーランドは、サンリオが手掛ける屋外型テーマパークで、2026年で35周年を迎える。サンリオは2024年から大分県と相互連携し、「大分ハローキティ空港」愛称化など観光促進や地域活性化に取り組んでいる。

今回発表されたハーモニーランドのリゾート化に関する基本構想は、大分の自然や温泉、食文化、地域のおもてなしと、サンリオのエンターテイメントを融合、「“世界でいちばんやさしい場所”を目指した新しいリゾート体験を創出する」としている。大分県はインフラ整備などでサポートする方針。

大分県知事、日出町町長と立地表明式を開催 (C) 2025 SANRIO CO., LTD. TOKYO, JAPAN 著作 株式会社サンリオ

サンリオのホテルで長期滞在可能に

サンリオ初というリゾート化計画にあたってのキーワードは「天空」で、改修はハーモニーランドの高低差のある地形を活かしたものになる。一年中快適に過ごせる大屋根の整備、ロープウェーや電動モビリティの整備、新規施設やアトラクションのリニューアルなど、さまざまな要素が検討されている。

大屋根構想

リゾートの核となる存在として、隣接するエリアには新たに「サンリオの想いを込めたホテル」の建設を検討中。一帯を一望できる場所で、長期滞在を可能にして、リゾートを堪能できるようにする。

ホテル構想イメージ

構想段階からファンが参加

エンタメリゾート化計画では、構想段階からファンや地元の人と考えていく共創型の開発を行なうのも特徴。コミュニティ「ハーモニーランド未来共創室(仮名)」が立ち上げられ、リゾート内の施設や装飾デザイン、グッズ、メニュー、移動手段などの開発を共同で推進。「サンリオならではの楽しくてやさしいKawaiiリゾートをみんなで共創する」としている。