ミニレビュー

ビニール傘購入に無駄を感じ、レンタル傘「アイカサ」を試した

レンタル傘の「アイカサ」

ビニール傘って高くないですか。突然降られたら、泣く泣く買ってしまいますが、その度に後悔。すぐに雨がやんだら憤慨ですよ。もったいなくて捨てられないし、家のストックが増えてきたら罪悪感すら感じます。

そこで、長年のビニール傘問題を解決できそうなサービスを試してみました!

Nature Innovation Groupが提供するレンタル傘サービス「アイカサ」です。レンタル料は1日あたり70円、24時間を超過すると70円ずつ加算されますが、ひと月で420円が上限。もし紛失してしまっても、880円で買い取り可能なのです。

主要な駅や商業施設にアイカサスポット(レンタルスポット)が設置されており、借りた場所に返さなくてもOKです。なお、いくつかのスポットを回ったところ、すべて貸し出し中ということありませんでした。

アイカサスポット(レンタルスポット)は駅や商業施設に多数ある

LINEでQRコードを読み取って利用開始

まず、LINEで「アイカサ」と友達になります。また、LINE Payかクレジットカードの決済情報を登録しておく必要があります。

LINEで「アイカサ」を友達に追加(左)。LINE Payかクレジットカードの決済情報を登録しておく(右)

事前の準備は以上です。さっそくアイカサスポットに向かいます。今回はJR上野駅の公園改札で借りました。もちろんLINE上でスポットを検索することも可能です。

アイカサスポット
LINE上でアイカサスポットを検索可能

無防備に置いてあるので盗難が心配になりますが、貸し出し処理を行なわないと、柄のロックが解除できない仕掛けです。利⽤中、コンビニなどに⽴ち寄った際の盗難防止にも使えますね。

ロックされた傘は開かない

QRコードを読み取って傘の利用を承諾すれば、柄のロックの暗証番号が表示されます。丸1日で70円の課金です。3日以上返し忘れてしまいそうな方には、定額の使い放題プラン(280円/月)もあります。

(左から)「アイカサ」のトークルームで[傘を借りる/返す]をタップ→傘の柄のQRコードを読み取る→傘の利用を承諾する→表示されたロックの暗証番号をあわせて傘の利用を開始する

サイズは大きめ、柄はおとなしめ

傘のサイズは約70cm、大柄な男性でも安心です。試す前は「広告満載の派手な傘だったら嫌だなぁ」と思っていたのですが、嫌味にならない程度のデザインは好感が持てます。パンダの柄はご当地モノなのでしょう。ほかのスポットでも借りてみたくなりました。

傘のサイズは約70cm。女性には大きめだが、大柄な男性でも安心だ
ロゴもおとなしい
内側のデザイン

スポットのQRコードから返却する

返却するスポットはどこでもOKです。傘の柄のロックを掛けて戻し、スポットに掲示されているQRコードを読み取って返却処理を行ないます。

貸し出しと異なるスポットにも返却可能
(左から)傘の柄のロックを掛けてスポットに戻し、掲示されているQRコードを読み取る→返却確認→返却完了

貸し出しのタイミングからカウントが始まり、24時間単位で計算されるので、最寄り駅にスポットがあるなら、帰宅時に借りて、翌朝返すこともできますよね。しかも70円。ビニール傘問題にお悩みの皆さま、試してみてください。

伊井タカシマ