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傘シェア「アイカサ」が東京駅や日本橋など41カ所で利用可能に

傘のシェアリングサービス「アイカサ」は9日、協業各社とともに東京駅エリアでの本格展開を開始した。東京駅の各出口、八重洲地下街、東京スクエアガーデン、日本橋高島屋S.C.、日本橋三越本店、COREDO室町1など41スポットで利用できる。

傘は東京駅エリアオリジナルデザイン。約170年前(嘉永2年から3年)に製作された実際の地図がベースになり、日本橋、八重洲、京橋、大手町、丸の内、有楽町6エリアの地図が傘の表側に印刷されている。地図提供は日本橋の地図専門店「ぶよお堂」。元々別の地図として存在した3枚を1枚の地図としてデザインしている。

東京駅エリアオリジナルデザインの傘

アイカサは、Nature Innovation Groupが2018年12月から運営するサービスで、今月で1周年。これまで上野駅や渋谷駅など都内各地や、福岡などでサービスを提供していたが、東京駅エリアでは展開していなかった。登録利用者数は63,927人、加盟店舗700店舗(12月5日時点)。利用料金は24時間70円からで、1日何度使っても料金は変わらない。今後はJR各線での展開を検討しているほか、来年3月から多言語対応も予定している。

傘はLINEを使って暗証番号を取得しないと開けないため不正利用を防げる

東京駅では年間1万本の傘の忘れ物があるほか、日本全体では年間8,000万本のビニール傘が消費されているという。同社はアイカサの普及により傘の無駄遣いを減らし、「傘のいらないエリア」を実現していく。

協力事業者は下記の通り。

・東京ステーションシティ運営協議会
・東京建物
・八重洲地下街
・三井不動産
・三越伊勢丹 日本橋三越本店
・高島屋 日本橋高島屋
・あいおいニッセイ同和損害保険
・ぶよお堂

協業企業代表との記念撮影