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福岡天神「イムズ」跡地に「天神大樹」 商業・ホテル・オフィス
2026年8月31日 13:03
三菱地所は、福岡市中央区天神の「イムズ」跡地にて開発を進めている複合施設の名称を「天神大樹(TENJIN TAIJU)」に決定した。オフィス・ホテル・商業からなる、地上21階・地下4階、高さ約91mの施設で、27年5月末の竣工を予定している。
「(仮称)天神1-7計画」として進められているプロジェクト。開発コンセプトとして「福岡文化生態系」を掲げ、まちに開かれた交流空間やワーカー支援サービスなどを展開する。ホテルは、アメリカ・シアトル発の「エースホテル」が決定しており、上層階に整備する。
「天神大樹」という名称には、天神の地に根を張りながら、そこに多様な人や文化が集い、交わりながら育っていく“まちの大樹”でありたい、という想いを込めた。建物デザイン、建物内外の空間構成、交流空間などの取り組みも、すべて“まちの大樹”となるという想いにつながるものとして企画・設計した。
ロゴデザインは、福岡在住のアートディレクター・グラフィックデザイナーである永尾仁氏が担当。「天」「神」「大」「樹」の文字を独自に再構成し、人や文化、活動が交わりながら成長していく様子を表現している。また、有機的で親しみやすい造形とすることで、市民に長く愛される存在となることを表した。永尾氏は「新しさを強く打ち出すのではなく、天神という場所にこれから長く根付いていくものにしたいと考えた」とコメントしている。
交流空間の名称は「OPEN LOBBY」で、3階エントランスに整備。単なるオフィスロビーではなく、人が自然に立ち止まり、語らい、働き、学び、出会うことのできる“まちのロビー”となるよう企画している。
館内で働く人のための空間にとどまらず、まちに開かれた建物の顔として展開。人、情報、アイデアの接点を生み出し、新たな文化や活動を育むことで、天神大樹のコンセプト「福岡文化生態系」を形成する心臓部となることを目指す。
OPEN LOBBYには、福岡のコーヒーブランド「manucoffee」が出店。同店はコーヒーの提供だけではなく、コミュニティの担い手としてOPEN LOBBYの運営に参画する。また、ミーティング向けのコーヒーポットサービス、ドリップバッグ販売、手土産サービスなどを展開する。
ワーカー支援サービスの名称は「ASSISTand」で、OPEN LOBBYにて天神大樹で働く人を対象に展開する。提供するサービスは、朝食やランチのサポート、手土産の手配など。
働く人が心地よく過ごし自分らしく活躍できる環境づくりは企業成長やまち全体の魅力向上につながるという考えから、働く人の生活に役立つサービスを提供。また、売上の一部を天神大樹で実施される交流プログラムや地域連携企画といった文化活動に再投資する。単なる福利厚生サービスではなく、働く人とまちをゆるやかにつなぎ、より豊かな働き方と都市生活の実現に取り組む。
天神大樹では開業前から、人や企業、まちをつなぎ、新たな交流や活動を生み出す「GIVING TREE PROJECT」を展開。文化・芸術・食・学び・交流などをテーマに、交流と新たな価値創造を促す取り組みを段階的に行なう。
プロジェクト名は絵本「THE GIVING TREE」が描く「与えることの幸せ」に由来し、一本の木が木陰や実りを与え続けるように、天神大樹もまちに恵みを還元し続ける存在となるという想いを込めている。
プロジェクトの第1弾として「みんなでつくるまちの音楽編」を実施。ミュージシャン・プロデューサーの坂口修一郎氏およびまちを訪れる人とともに天神の音をサンプリングし、まちに開かれた存在という天神大樹のあり方を音楽によって表現する。
天神大樹の所在地は福岡県福岡市中央区天神一丁目326番1他(地番)。敷地面積は約4,640m2、建築面積は約3,959m2、延床面積は約73,742m2。









