文具知新
大切な筆記具を守りながら魅せるペンケース「XCOA」
2026年8月27日 09:00
ちょっと高級な筆記具って、最近流行ってますよね。もうかなり息の長いブームになっている万年筆をはじめ、ボールペンも近頃は中価格帯以上の新製品が次々と発売されており、いずれも人気になっています。
高級化の流れは、大人だけではなく中高生にも広がっています。文具店や文具イベントに足を運ぶと、高価なシャープペンシルを真剣に吟味する学生たちの姿が目につきます。なかには、小学生くらいのお子さんも。皆さんお年玉やお小遣いをこつこつ貯めて、選び抜いた1本を買うのだそうです。
ちょっと良い筆記具、どうやって保管する?
さて、高価な筆記具を手に入れたら、それを保管する方法、持ち運ぶ方法にもこだわりたいですよね。よくあるペンケースはポーチ型や箱型ですが、そうしたものにガサッと入れてしまうと、他のペンや文具とぶつかり合って傷がつきそうで心配です。
考えられる方法は、ペンシース(鞘のようにペンを覆う1本差しのペンケース)に入れたり、1本ごとに収納スペースが分かれたロールペンケースを使ったりすることでしょうか。
しかし、ペンの保護という意味では申し分なくても、使う時の出し入れが面倒だったり、筆記具以外の文具や小物類を入れるスペースがなかったりと、不便な点も。それに何より、守るためとはいえ筆記具の大部分を覆い尽くしてしまっては、せっかくのカッコイイ見た目を堪能することができません。もっと目でも楽しみたいのに……!
独自のクッションループが筆記具を守るペンケース
そんな「守る」と「目で楽しむ」という、ともすれば矛盾してもおかしくないような機能を同時に叶えてくれるペンケースが、リヒトラブの「XCOA(エクスコア)」シリーズなのです。このシリーズには収納できる筆記具の本数やケース部分の素材違いで多彩なラインアップがありますが、その全てに共通しているのが独自のクッションループを備えたプレートの部分です。
プレートの構造を見てみると、上下の2列にゴムバンドが縫い付けられているのがわかります。上のゴムバンドはループにペンを差し込んでクリップをひっかける、一般的なペンホルダーにもよくある形です。
注目すべきは、下のゴムバンド。筆記具を差し込むのではなく、両側から挟む位置に小さめのループが作られています。例えるなら、お弁当箱の中でおかずを仕切るバランのようなイメージでしょうか。これが、筆記具同士がぶつかって傷がつくのを防ぐクッションの役目を果たしているのです。
この構造の優れている点は、ゴムバンドの伸縮性と柔軟性のおかげで幅広い太さのペンに対応できること。伸縮性のない布や革のような素材で作られたペンケースだと、ペンの太さによっては差し込めなかったり、逆に細すぎて安定しなかったりすることがありますよね。その点XCOAのプレートは太めのキャップの万年筆から細い製図用シャープペンシルまで、しっかりホールドしてくれる上に、抜き差しも大変スムーズです。
また個人的にいいなと思うのは、上のゴムバンドの幅でしか筆記具を覆わないので、お気に入りの筆記具の見た目もたっぷりと堪能できる点。単純に目に嬉しいだけではなく、どこに何を入れたかを直感的に把握できるのもこの方式のメリットです。全体を覆う方式は保護力と引き換えに視認性が犠牲になるので、「アレどこに入れたっけ?」状態になってしまうことも少なくありませんから。
クリヤータイプは筆記具の見た目も最大限楽しめる!
数あるXCOAシリーズの中でも、私のお気に入りは「リバーシブルクリヤーペンケース ライト」。中身が見える透明なPVC素材のスリムなケースと、3本差しのプレートという必要最小限の収納量でコンパクトにまとまっているのがポイントです。
この「3本差し」というのが、筆記具好きの社会人にとって絶妙な構成だなぁと思っておりまして。まず、万年筆は絶対入れたいですよね。でも、それだけだと困るシーンもあるので、ちょっと良いボールペンも1本入れましょう。さらに、書いたり消したりできる筆記具としてシャープペンシルも持っておきたいですねぇ……というような使い方にピッタリなのです。
もちろん、違う色のインクを入れた万年筆2本にボールペン、でもいいですし、万年筆に油性ボールペンと水性ボールペン、のような構成もいいでしょう。とにかく、「自分の中で選りすぐった絶対的なエース筆記具」で最小単位のチームを組めるのがこの「3本」という数だと思うのです。
そしてやっぱりケースが透明だとね。アガるじゃないですか、気分が。何しろ、ペンケースにしまっている状態でも、仕事をしている時にお気に入りの筆記具がチラチラ視界に入るんですよ。私はネイルをする習慣がありませんが、ネイル好きな女性ってこういう気持ちなのかなというのは分かります。
プレートは取り外し可能&リバーシブル
さらに、このモデルはプレートがケースに固定されていないので、プレートだけを取り出して単体で使うことも可能です。ちょっとした打ち合わせに行くのに荷物は極力減らしたい、なんて時には便利ですよね。
取り出してみると、プレートは2枚の板が布でつなぎ合わされた形であることがわかります。2枚のプレートを本のように開いてみると、ゴムバンドとメッシュポケットという2種類の小物収納が現れます。
ゴムバンドは定規やカッターナイフなどの細長いものに。メッシュポケットは万年筆の予備インクカートリッジや、シャープペンシルの芯ケース、消しゴムなどを入れるのにぴったりです。
プレートはリバーシブル仕様になっていて、筆記具のループの面と小物収納の面、どちらでも好きな側を表にしてたたむことができます。筆記具を見せるよりも、守るほうを優先したいという方は、筆記具の面を内向きにして使うのもアリですね。
ペンケース本体はシンプルなボックス型
プレートを入れて使うペンケースの本体は、シンプルなボックス型になっています。サイズは85×50×200mm(幅×奥行×高さ)と、横幅はスリムですが厚みは割とあるので、思った以上に収納力があります。
普段使いのボールペンやカラーマーカーなどの筆記具を入れるのもよし、テープのりや修正テープ、ふせんなどのちょっと厚みがあるものを入れるのもよし。学生のように文具を大量に必要とする人には向かないかもしれませんが、ビジネスパーソンが身の回りで使用頻度の高い文具類をまとめて持ち運ぶにはちょうど良い大きさではないかと思います。
素材が透明で、どこに何があるかひと目で分かるのもいいですね。私は所有している筆記具にモノトーンのものが多いので、あえて派手なネオンカラーを選んでみましたが、ブルーやブラック、グレーの落ち着いたカラーバリエーションも用意されています。
お気に入りの筆記具は、XCOAで持ち運ぼう
ちょっと奮発して買った、お気に入りの筆記具。せっかくなら傷をつけずに大事に持ち運べて、筆記具本来の佇まいも眺めて楽しめるペンケースに入れてあげたい。そう思われる方には、XCOAシリーズはちょうどいい選択肢のひとつだと思います。
今回は3本差しの透明タイプをご紹介しましたが、XCOAシリーズには他にも10本までの筆記具が入る大容量タイプ、ペンケース本体にナイロン生地を使用したベーシックなデザインのタイプ、より中身をしっかり守りたい人向けのハードシェルタイプ、スタンドとしても使えるブック型など、多彩なラインアップがあります。独自のクッションループの構造が気に入った方は、ぜひメーカーのサイトで他のアイテムもチェックしてみてください。












