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OpenAI、Cursorへのモデル提供を終了 理由は「SpaceXによる買収」
2026年8月29日 12:50
OpenAIは28日(米国時間)、SpaceXによるCursor買収を受けて、コーディングエージェント「Cursor」へのOpenAIの最新モデルの提供を終了すると発表した。同日にSpaceXにモデル提供契約の終了を通知し、終了予定日は11月12日。
提供終了の理由は、「イーロン・マスク氏の企業が過去に契約違反を繰り返してきた経験から、SpaceXがOpenAIの利用規約の範囲内で技術を使用するとの確信を持てないため」としている。
コーディングエージェントのCursorでは、OpenAIやAnthropicをはじめとした主要モデルを選択可能で、OpenAIとは4年近く協業関係にあり、Cursorの立ち上げ初期からパートナーとなっていた。一方、イーロン・マスク氏率いるSpaceXは、2026年に入ってGrokなどのLLM(大規模言語モデル)を開発するxAIを買収し、さらにCursorも買収。AIモデル開発において、OpenAIと競合する関係になりつつある。
一方でOpenAIもコーディングエージェントとして「Codex」を展開するなど、協業当初からの環境も変化している。
OpenAIのニュースリリースでは、モデル提供終了を「極めて苦渋の決断」としながらも、イーロン・マスク氏の企業への不信を強調。マスク氏がTwitter(現在はSpaceXの一部門)を買収した後、契約条件に違反。また同じくSpaceXの一部門となったxAIも、OpenAIの利用規約に違反していたことを認めた、との経緯を紹介している。
加えてOpenAIでは、今後リリースするモデル「Astra」が利用規約に従って使用されることを確保するという狙いがある旨も説明。こうした状況から、Cursorへのモデル提供は停止するが、契約解除は可能な限り最終日まで延期することを決定した。
OpenAIでは、Cursorとの4年近い協業と、同社のチーム、製品、開発者コミュニティへの経緯を表明。この決定により最も影響を受けるのは、CursorでOpenAIモデルを使っている開発者となるため、移行期間において最大限の支援をしていくとしている。
なお、Anthropicの共同創業者でChief Compute OfficerのTom Brown氏は、Xで今後もCursorにおいてClaudeのモデル提供を継続すると表明。「CursorはSonnet 3.5以来、Anthropicの信頼できるパートナーだ。私たちはCursorにおけるClaudeモデルをサポートするために、計算リソースを増やしていく」と投稿している。
Cursor has been a trusted partner of Anthropic since Sonnet 3.5. We’ll continue to increase compute to support Claude models in Cursor and are excited for what comes next with them at SpaceX.
— Tom Brown (@NotTomBrown)August 29, 2026
Anthropicは、SpaceXの「Colossus 1」データセンターを利用するなど、コンピューティング容量の強化でSpaceXと提携関係にある。

