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三菱UFJ、相続手続きをデジタル化「エムットそうぞく」

三菱UFJ銀行は、個人向けのライフステージ総合金融サービス「エムット」で、デジタル相続プラットフォーム「エムットそうぞく」を2026年度下期から提供開始する。

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)がグループ全体で取り組んでいる個人向けサービスの「エムット」に、相続領域のサービスを拡充。世代をこえた資産の承継についてもエムットでカバーしていく。構想は25年6月のエムットのスタート時にすでに明らかにされており、今回は具体的なサービス内容が発表された形。

世代をこえた資産の承継も「エムット」でカバーする

“信託”も用意、生前から備えるデジタル相続プラットフォーム

「エムットそうぞく」は、相続に関する情報整理、家族との対話、具体的な準備・手続きをデジタルプラットフォーム上で支援し、円滑な承継を図るサービス。認知症患者数の増加やその死亡者数の増加などを背景に、生前の早い段階から本人や家族が準備できるようにし、双方の負担軽減を目指す。

デジタル相続プラットフォームの「エムットそうぞく」
「エムットそうぞく」の全体像

想いを整理して記録「家族共有ノート」

「家族共有ノート」は本人が家族に伝えておきたい情報や想いを整理して記録を残せる機能。必要最低限の情報整理の支援のほか、家族と相談するテーマを選んだり対応方針をまとめたりできる機能、家族との対話内容を記録して見返せる機能が用意される。

生前に割合など指定「もしもの口座バトン」

「もしもの口座バトン」は、相続を受取る家族や割合を生前に指定しておき、相続発生後に資産の受取りをスムーズにするサービス。三菱UFJ銀行に預けている資産が対象になる。口座付帯サービスで、利用は無料。来店不要で、オンライン上の電子契約・電子署名で完結し、幅広いユーザーが利用できる仕様とした。

相続発生後は遺産分割協議を経ることなく受取手続きに進むことが可能で、家族の負担を軽減する。こうした特徴の資産承継サービスは国内金融機関で初めてとしている。

「もしもの口座バトン」はデジタル署名などでスムーズ化を図る
一般的な手続きと比較して早く受け取れるとした

認知症などに備え信託にするサービス

「もしものたくす合鍵」は、体力の衰えや認知症などにより、本人による管理が難しくなった場合の財産管理と、相続発生後の資産承継を「一つの信託」で備える商品。

契約者があらかじめ指定した代理人が、信託金の払出請求や、家族による払出請求内容や入出金履歴の確認、相続発生後の残った信託金を指定した受取人に交付できる機能を備える。

契約時の手数料は無料。月額管理手数料は80歳まで無料、80歳以降は月額1,628円。財産管理と資産承継をスマートフォンアプリで一体的に提供する信託商品は国内金融機関で初の取組みとしている。

AIコンシェルジュも追加

2027年度以降は、備えの案内や家族の話し合いについてAIコンシェルジュがサポートする機能を提供予定。ほかにも、「他金融機関も含めた非対面での相続手続きの代行」といったものを含む、機能・サービスを順次拡充していく予定。