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清水建設、鉄筋の加工・組立作業に「フィジカルAI」導入
2026年6月12日 18:20
清水建設は、建設生産プロセスの一部に「フィジカルAI」を導入し、鉄筋の加工・運搬・組立・結束・溶接といった一連の作業を自動化する技術システムの開発を進める。
清水建設は、スイス連邦工科大学チューリッヒ校の大学発スタートアップ・MESH AG社に出資した。ロボットアームの自動制御ソフトウェアを保有する同社との協業を通じて、フィジカルAIを導入する。
MESH AG社は、鉄筋の加工・組立の自動化制御ソフトウェアを保有している。同社が開発した「鉄筋作業プロセス自動制御ソフトウェア」は、ロボットアームと連携させることで、鉄筋の加工・運搬・組立・結束・溶接といった一連の作業を自動化する、鉄筋の加工・組立作業におけるデジタルファブリケーションを推進する技術となる。
最大の特長は、さまざまなメーカーのロボットとの連携が可能な汎用性。図面を読み取って、適用するロボットアームの動作をプログラミング・制御するだけでなく、カメラやセンサーを駆使して鉄筋の配置や種類、形状を自動認識することで、組立順序や掴み位置、結束点など、鉄筋の組立に必要な工程を最適化。配置した鉄筋のずれ等、誤差をリアルタイムに検出・補正しながら、正確に組み立てることができる。
清水建設は今後、平面的な配筋(2次元)だけでなく、立体的な配筋(3次元)にも対応可能なMESH AG社のソフトウェアを活用して、梁・柱・基礎など、これまで人力で行なっていた鉄筋の加工・組立作業を代替できる技術システムを開発する方針。ロボットアーム(フィジカルAI)による鉄筋の加工・組立を実現することで、人手作業に依存していた工程を自動化。鉄筋工とロボットが共存する新たな生産体制の構築による、鉄筋工事の省人化と生産性の向上を目指す。


