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日立、ミュトスのアクセス権を取得 社会インフラ防御に活用

日立製作所は、Anthropicが推進するAI活用のセキュリティプログラム「Project Glasswing」に参画すると発表した。最新AIモデルの「Claude Mythos Preview」(ミュトス)を活用し、社会インフラ向けソフトウェアのサイバーセキュリティ強化に取り組む。

「Project Glasswing」(プロジェクトグラスウィング)は、Anthropic(アンソロピック)によるソフトウェアのセキュリティを確保するための共同プロジェクト。同社の最新AIモデルの「ミュトス」は高いサイバーセキュリティ能力を持つが、そのまま一般公開すると「攻撃」に活用され、社会が混乱する可能性が高いという。そこで、金融や社会インフラ、重要ソフトウェアなどの「防御側」に限定して、ミュトスを公開するなど、社会におけるサイバーセキュリティを強化する取り組みとなる。

同プロジェクトは、当初は大手テック企業やセキュリティ企業など約50社が参加していたが、2日に社会インフラなどに拡大し、約150の組織や企業を追加すると発表。日立も参画が決まった。

今回の契約により、日立はミュトスへのアクセス権を付与され、エネルギー分野などの社会インフラ向けに日立が提供するソフトウェア・プロダクト自体のサイバーセキュリティ強化に活用する。

日立とAnthropicは5月に戦略的パートナーシップを発表。両社協業のもと、フィジカルAI の安全な社会実装に向けた取り組みを開始しているが、この際にはミュトスの利用やProject Glasswing参加は含まれていなかった。

今回、Project Glasswingに日立が参画することで、日立のサイバーセキュリティ専門部隊「Cyber CoE」がミュトスを活用し、エネルギー分野をはじめとする社会インフラ向けに日立が開発・保守するソフトウェアの脆弱性の特定と修正に取り組む。