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アンソロピック、“正直さ”向上した「Opus 4.8」 「ミュトス級」は数週間で登場
2026年5月29日 10:02
Anthropicは28日(米国時間)、最新のAIモデル「Claude Opus 4.8」を提供開始した。従来の上位モデルOpus 4.7から、コーディング、エージェントスキル、推論、実用的な知識作業タスクなどのあらゆる領域のベンチマークで改善。また、正直さ(honesty)も特徴で、自身の作業に対する不確実性を指摘する傾向が強く、根拠のない主張をする可能性が低くなったという。
性能面においては、コーディングでは、Opus 4.7だけでなく、GPT-5.5やGemini 3.1 Proを上回り(一部はGPT-5.5が上)、推論、Computer Use、金融分析などでも高い性能を示している。
加えて大きな改善点とするのが、正直さ(honesty)。テストでは、Opus 4.8は自身の作業に対する不確実性を指摘する傾向が強く、根拠のない主張をする可能性が抑制されている。
Anthropicによれば、Opus 4.8は、自身が記述したコードの欠陥を見逃す確率が、前バージョンに比べて約4分の1に減。また、Opus 4.8では欺瞞や悪用への協力などの発生率がOpus 4.7よりも大幅に低く、高性能ゆえに一般公開していないモデル「Claude Mythos Preview」(ミュトス)と同等としている。
新機能としては動的ワークフロー(Dynamic workflows)の研究プレビューに対応。「Claude Code」でさらに大規模なタスクを処理できるようになる。
Claudeが作業を計画し、単一のセッション内で数百のサブエージェントを並列実行(Opus 4.8では、エージェントの実行時間をさらに延長可能)。その後、出力結果を検証してからユーザーに報告する。例えば、Opus 4.8を搭載したClaude Codeでは、既存のテストスイートを基準として、キックオフからマージまで、数十万行に及ぶコードベース規模の移行を実行できるようになった。動的ワークフローは、Enterprise、Team、MaxプランのClaude Codeで利用できる。
また、ClaudeとCoworkには新たなエフォート制御を導入。モデルセレクターの横にエフォート(工数)のコントロールが追加され、Claudeが応答に費やすエフォートの度合いを選択できるようになった。
エフォート設定は、Low、Medium、High、Extra(Claude Codeではxhigh)、Maxの5段階で、高く設定すると、Claudeがより頻繁かつ深く思考し、質の高い応答を行なう。一方、エフォート設定を低くすると、より高速に応答し、ユーザーのリミット消費を緩やかにする。デフォルトでは「High」に設定されており、品質とユーザー体験の全体的なバランスが最も優れていると判断したという。このエフォート制御は全プランで利用できる。
料金はOpus 4.7から変更なく、入力トークン100万トークンあたり5ドル、出力トークン100万トークンあたり25ドル。高速モードは、入力トークン100万トークンあたり10ドル、出力トークン100万トークンあたり50ドル。
なお、Opusと同等の機能でより低コストなモデルの開発を進めているほか、現在提供を政府やセキュリティ企業などに限定している「Claude Mythos Preview」(ミュトス)のサイバーセキュリティ対策を進め、「数週間以内にすべての顧客にMythosクラスのモデルを提供できる見込み」としている。




