ニュース

“毎日の買い物”特化のローソン新業態 ミニスーパー「Lミニマート」開店ン

5月28日にオープンしたLミニマート小平仲町店。営業時間は午前7時から午後11時

ローソンとローソンストア 100は、新業態となる首都圏型ミニスーパー「Lミニマート」の1号店「Lミニマート小平仲町店」を5月28日にオープンし、実証実験を開始した。

Lミニマート小平仲町店は、それまでローソンストア 100だった店舗を改装して実現。店舗面積249m2、売場面積189.1m2で、青果、精肉、日配品、冷凍食品、調味料などおよそ2,800品目を揃える。営業時間は午前7時から午後11時。

ロゴには、ローソンのブランドカラーの一色「ピンク」とローソンストア 100のブランドカラーの一色「グリーン」を組み合わせている
ローソンストア 100の店舗を改装して実現している

Lミニマートは、ローソングループが運営しているローソンやナチュラルローソン、ローソンストア 100、成城石井といった既存店舗とは役割を分け、特に日常の食材や食品にフォーカス。

Lミニマート小平仲町店では、従来のローソンストア 100と比較して精肉や日配品、冷凍食品は約3倍、青果は約1.3倍に取扱量を拡大。冷凍食品では肉や魚、お弁当のおかず、麺類などの主食系の商品を拡充している。

Lミニマートは4~5人の子育て世帯の家族をターゲットとし、日常の食材や食品にフォーカスした品揃えを実現
冷凍食品は従来の3倍に増やし、肉や魚、お弁当のおかず、麺類などの主食系の商品を拡充
卵、牛乳、納豆、豆腐などの日配品も3倍に拡大

また、4~5人の子育て世代の家族をターゲットとする複数パックや大容量の食品や食材、お菓子、調味料、冷凍食品、酒類なども多く取り揃えている。その反面、日用品や文房具などは必要最小限の商品に絞り、既存店舗と差別化している。

精肉も取扱量が3倍に増えている
もともと多かった青果も1.3倍に増やしている
4~5人の家族をターゲットとし、複数パックや大容量の商品を充実
酒類も大容量の商品を多く揃えている
お米の販売量も多い
ローソンなどで利用しているものと同じフライヤーもあり、揚げ物などの惣菜を提供
揚げ物用の什器はローソンなどで利用しているものをそのまま活用
日用品や文房具は必要最小限に抑えている

この他、4℃以下での陳列、保存に対応できる新たな冷蔵什器を導入することで、精肉では豚肉や鶏肉に加え牛肉の販売に対応。グループでは初の取り組みとなる、青果の市場直送販売も行なわれる。

Lミニマート小平仲町店では、青果担当者が火曜日と土曜日の週2回多摩ニュータウン市場を訪れ、仲買人から商品を直接購入し店舗で販売。旬の鮮度の良い商品を手ごろな価格で販売したいという。

4℃以下で陳列、保存できる冷蔵什器を導入し、これまでのコンビニなどでは扱いが難しかった牛肉も扱っている
内覧会のタイミングでは陳列がなかったが、市場で直接購入した青果を販売する初の取り組みも行なう

そして、「日常生活に必要なものをいつでも・おトクに」というコンセプトのもと、価格面でも手ごろ感を追求。例えば豆腐53円、納豆96円、もやし30円など、日常的に利用する商品は常に低価格で提供。週単位や月単位でもお買い得商品を用意する。

そのうえで店舗オペレーションの効率化とコスト削減にも取り組む。定期的なチラシ配布やクーポン施策は行なわず、全台ともセルフレジ対応可能なレジシステムを導入する。また、収納代行や宅配便受付などの対面対応が必要なサービスにも対応せず、陳列棚の最下部を引き出し式として商品の補充を容易にするなどで効率化を図り、手ごろな価格を維持したいという。

豆腐や納豆、牛乳など日常的に利用する商品を常に低価格で提供
週単位や月単位のお買い得商品も用意するが、定期的なチラシ配布やクーポン施策を行なわずコストを削減し価格に還元
全台セルフレジ対応可能なレジシステムを採用
有人対応レジも回転させてセルフレジに切り替えられる
有人レジを回転してセルフレジに切り替える様子
陳列棚の最下部を引き出し式として商品の補充を容易にするなどオペレーションの効率化を追求

Lミニマートはまだ完成形ではない

Lミニマート小平仲町店のオープンに先駆け開催された報道陣向けの内覧会では、ローソン 常務執行役員 営業本部長の加藤道夫氏が、Lミニマートの取り組みについて説明した。

Lミニマートの取り組みについて説明する株式会社ローソン 常務執行役員 営業本部長の加藤道夫氏

Lミニマートという店舗名は、ローソングループであることを示す「L」に、町の小さなスーパーマーケットであることを示す「ミニマート」を組み合わせて命名。そして、「日常生活に必要なものをいつでも・おトクに」というコンセプトのもと、「この町で暮らしている皆様の日々の日常生活に必要なものを、いつでもお求めやすい価格でご提供できるよう、品揃えを含めてしっかり取り組んでいきたい」(加藤氏)という。

そのうえで、ローソングループとしてのノウハウや知見、リソースをつぎ込みつつ、提供サービスを絞り、家族をターゲットとした食料品を手ごろな価格で多く揃えるという。

また、提供サービスなども絞り込んでいるとのことで、「例えばコピー機を設置しなかったり、エプロン式の制服を採用することで制服コストやクリーニングコストを削減するといった積み重ねを行ないつつ、商品の品揃えと価格還元を行ないたい」とした。

店員の制服にエプロンを採用し、制服コストやクリーニングコストを削減
店内にATMは設置するが、コピー機は置かず、収納代行や宅配便受付なども対応しない

Lミニマートは、今回オープンした小平仲町店に加え、今後6月12日に東京都板橋区の「Lミニマート板橋西台三丁目店」、6月26日に神奈川県平塚市の「Lミニマート平塚明石店」がオープンする予定。いずれもローソンストア 100からの業態変更となる。

これらの場所を選んだ理由は、Lミニマートのメインターゲットとして設定している30~40歳代の子育て世代の利用客が従来から多かったからだという。

ただ、この3店舗はいずれも実証実験の場として位置付けられており、今後の店舗拡大については未定。加藤氏もその点を強調し、「Lミニマートはまだ完成形ではございません。本日以降来店されるお客様の日々のお声や購買行動を踏まえて売り場や品揃え、価格を検証し、完成形へと進化させていきたい」と説明した。