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退職世代の株式偏重投資はハイリスク ブルーモ証券が外債自動運用サービス
2026年3月24日 13:49
ブルーモ証券は、米ドル建て債券運用サービス「ブルーモインカム」を開始した。米ドル建て債券ETFに投資することで株式偏重のリスクを軽減させ、安定した資産運用を図る選択肢として提供する。最低投資金額は100万円で、リスク診断なしで運用を開始できる。
ブルーモインカムは、資産運用会社ブラックロックの助言のもと、短中期債・長期債・社債・新興国債など複数の米ドル建て債券ETFへ幅広く分散投資を行なうサービス。単一の債券に集中せず、異なる満期・格付け・地域の銘柄を組み合わせることで、金利リスクと信用リスクを最適化し、相場環境が変化しても安定的なポートフォリオを維持することを目指す。年間分配金利回りの目標は4〜5%水準。
受け取った分配金は口座内の現金として反映される。運用状況に応じて一定水準を超えた場合には自動的に再投資され、長期的な資産成長も期待できるとしている。
ポートフォリオのリバランスはブラックロックの助言に基づいて自動的に行なわれ、追加手数料は発生しない。自動運用口座の運用報酬は、資産1,000万円未満で0.88%、1,000万円以上5,000万円未満で0.77%など。
ブルーモ証券は新サービスの発表会を実施し、ブルーモインカムの狙いについて代表取締役 中村仁氏が説明した。
NISAの9割が株式投資となっているなど、投資対象が偏重していることを挙げるとともに、直近では中東情勢により株式は全面的に下落していると説明。そういった中でも債券は無傷ではないが浅いダメージで済んでいるとし、債券の安定性を強調した。
リーマンショックによる株価暴落の事例も引き合いに出し、「株式は短期的に落ちても長期的には上がっていくとも言われるが、50~60代の退職が近い層は10年後に取り崩す必要が出てくることもあり、その時期に株価暴落となれば上がる局面まで待てない点で、20代などの若年層との違いがある」と話した。
一方、安定資産と言われていた金(ゴールド)も米国の利下げ期待の消滅などにより10%以上下落しており、投機資産として持たれている傾向からも安定資産とは言えないと指摘した。
株式と低い相関を持つ債券をポートフォリオに加えることで、株式100%のポートフォリオの振れ幅を抑制でき、また「元本が減り続ける不安」から解放される、定期的なインカムがあるといった心理的な安定も、相場下落時の感情的な意思決定回避につながるという考えから、安定運用を図るブルーモインカムを提供する。



