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JT、吸わないタバコ「ノルディックスピリット」
2026年3月3日 17:01
JTは、タバコ製品の新ブランドとなるリフレッシュパウチ「ノルディックスピリット」を3月3日から順次発売する。価格は14パウチ入り500円。第1弾として「コーラフィズ・ミディアム」、第2弾として3月中旬に「ベリーミックス・ミディアム」を投入、その後もラインアップ拡充を進める。
パウチを口に含むタイプのタバコ製品。唇と歯ぐきの間にセットして、フレーバーの味わいを楽しむ。口に入れるだけのハンズフリー仕様で、仕事や移動中など、目の前のことへの集中を妨げないとしている。
煙や水蒸気、ニオイが発生しないため、紙巻や加熱式を吸えないシーンでも使用できるという。屋内や街中、電車や飛行機での移動中などでの使用を想定する。
持続時間は約30分。このタイプの発祥の地であるスウェーデン製で、本場ならではの確かな品質と安心感を届けるとしている。
コーラフィズ・ミディアムは弾ける奥深い甘さとコーラの味わい、ベリーミックス・ミディアムは濃厚で甘酸っぱいカシスとワイルドベリーの味わいが特徴。今後は「クールミント」「トロピカルミックス」「リッチメロン」「スウィートミント」の発売を予定している。
コーラフィズ・ミディアムは、3月3日にCLUB JTオンラインショップ、4月6日から順次、全国のセブン-イレブン、ローソン、NewDaysで発売する。ベリーミックス・ミディアムは3月中旬頃にCLUB JTオンラインショップで発売する。
黎明期から市場を育ててリーディングポジション目指す
ニコチンを含んだパウチを唇と歯ぐきの間に挟むスタイルのタバコを「オーラルたばこ」と呼び、ノルディックスピリットはその中でも「モダンオーラル」というカテゴリーに分類される。JTではこれまでもオーラルたばことして「スヌース」を展開しているが、こちらは「トラディショナルオーラル」となる。
トラディショナルオーラルはタバコ葉ベースで、タバコ葉特有の風味を楽しめる。これに対しモダンオーラルは、植物由来の繊維をベースとした、タバコ葉由来のニコチンが含まれる製品で、フレーバーのクリアな風味を楽しめることを特徴とする。
モダンオーラル市場はグローバルで拡大しており、10年後には市場規模が現在の2倍以上になることが見込まれるという。一方の日本市場は黎明期で、ノルディックスピリットを発売するJTとしても、立ち上がりから急速に普及するカテゴリーではないものとみている。
しかし、市場規模は限定的ながら近年は加熱式タバコを上回る成長率を示しており、また紙巻や加熱式を喫煙できる環境が減ってきていることから、場所を選ばず使える新しいスタイルへの期待が高まっているという。
モダンオーラルカテゴリーにおいて確立されたブランドはまだ存在しない市場ということもあり、現在の推計ユーザー数は約40万人と少ないが、JTの調査では使用意向がある人は600万人に上り、従来とは異なる新たな利用シーンの広がりによって、今後の市場拡大が期待できるとしている。
ただし、市場に定着させるためには一定の時間をかけて認知と理解を広げる、ユーザー視点でいえば知る、試す、生活に取り入れるという段階的なプロセスが必要となる。そのためJTとしては短期的な拡大ではなく、黎明期である日本市場での早期導入から、中長期的な視点で市場を育て、リーディングポジションを確立することを目指す。
また26年には、加熱式タバコ用のスティックに関して2度の増税が予定されており、JTでも該当製品の値上げを予定している。ただし、値上げを機にモダンオーラルに乗り換えるユーザーの獲得を狙うのではなく、あくまでも併用し、シーンに応じて使い分けるというユーザーを想定している。
紙巻・加熱式タバコを喫煙する際には、喫煙できる場所への移動や、片手がふさがることにより、作業中などの集中が途切れてしまうケースがあるが、ノルディックスピリットは場所を選ばず、ハンズフリーで使用できるため、集中を妨げないという点もメリットとして挙げている。
発表会では、俳優の戸塚純貴さん、演出家の大根仁さんをゲストに迎え、“集中”に関するトークを繰り広げた。
集中できる環境について、戸塚さんは台本を覚えるために集中する必要があるが「静かなところで台本を読むと、静かだなと思って集中できない。環境音や音楽などの音があるほうが集中できて、台本が頭に入ってくる」と話した。一方の大根さんは「音で集中が切れることが多いので、集中したいときはスマホも切る」と真逆の回答だった。












