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グーグル、新高速モデル「Gemini 3 Flash」 2.5 Proより高性能・低コスト

Googleは17日、軽量高速な新AIモデル「Gemini 3 Flash」を提供開始した。Geminiアプリや検索のAIモードで全ユーザーに無料で利用可能となっているほか、開発者向けにはGoogle AI StudioやVertex AI、Gemini APIなどを通じて展開されている。

Gemini 3 Flashは、同社の「Gemini 3 Pro」、「Gemini 3 Deep Think」に続く 「Gemini 3」シリーズの軽量高速モデルで、推論能力やマルチモーダル理解を維持しながら、処理のスピードと効率を重視した設計。複雑なタスクに対応しつつ、日常業務における応答速度の向上を図っている。

価格は入力100万トークンあたり0.5ドル、出力100万トークンあたり3ドル。性能面では、GPQA Diamondで90.4%(2.5 Proは86.4%)、MMMU Proで81.2%(2.5 Proは68%)の高スコアを記録し、Gemini 2.5 Proを上回る結果となった。

Gemini 3 Flashでは、「思考量の調整」が可能で、状況に応じて内部の推論処理を最適化できる。シンプルな処理では即時応答し、複雑な指示には必要な時間と計算量を確保する設計。これにより、Gemini 2.5 Proよりも平均30%少ないトークンで処理を行なえるため、コスト削減にも繋がる。

開発者向けには、Google AntigravityやGemini CLI、Android Studioなど複数の開発環境から利用可能。SWE-bench Verifiedにおけるコーディング性能は78%で、エージェント型アプリやリアルタイムアシスタントにも対応できる高水準の処理が可能となっている。

Geminiアプリでは既存の2.5 Flashに代わり、3 Flashが標準モデルとなる。