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メルカリ、久しぶりのGMV2桁成長 「安心」に成果

メルカリは9日、2026年6月期第2四半期決算を発表した。売上収益は前年比15%増の568億円、営業利益は同54%増の109億円。メルカリのプロダクト改善により、GMV(流通総額)が「久しぶりに2桁成長を達成」(江田清香CFO)したほか、Fintechも順調に成長している。

日本のメルカリ(Marketplace)では、GMV(流通総額)が3,291億円と前年比11%の成長となり、営業利益は106億円(前年同期比23億円のプラス)。撤退したスポットワーク「メルカリ ハロ」を除くと113億円。「安心・安全」に関する取り組みによる成果が出てきているほか、12月は「超メルカリ市」も大きく貢献し、GMVが単月で前年同期比17%と大きく伸長した。第2四半期ではGMV 11%成長で、24年度第2四半期以来の2桁成長となった。

安心・安全では、「メルカリ鑑定センター」を設立し、第2四半期の鑑定数は前年同期比225%と模倣品対策が強化された。また、メールだけでなく「チャットサポート」を開始したことで、問い合わせの早期解決が図られたという。越境取引については、駿河屋との提携などにより強化を図る。

メルカードやメルペイ等のFintech事業は、売上収益155億円(前年同期比20%増)、コア営業利益は18億円(同51%増)と安定的な増収増益。メルカードの普及と、メルカード ゴールドの開始により、直近の3年間で「メルカリ」外取扱高が2.9倍に増加し、債権残高の成長を牽引しているという。

今後もメルカリにおけるマーケットプレイスGMV成長に伴う「内部」利用の拡大と、メルカードによる「外部」利用拡大の両輪による成長を目指す。

US事業については、GMVが前年同期比12%増の1億9,600万ドルだが、MAUは4%減の436万人。コア営業利益は6億円の黒字。エンタメ・ホビーの好調や、ファッションのモメンタム改善が寄与したという。

また、組織のAI-Native化についても報告。従業員のAIツール利用率は100%となりエンジニア1人あたりの開発量は前年比1.9倍となった。売買支援AIエージェントの開発によるユーザー体験の刷新のほか、CS(顧客サポート)領域での対応品質やスピードの向上を果たした。組織においてもAIを軸にした採用・評価を導入。社内のナレッジマネジメントツールもAIを前提としたものに刷新したという。

好調な第2四半期決算を受けて、連結業績予想を上方修正。期初の売上収益2,000~2,100億円から2,100~2,200億円に、コア営業利益も280~320億円から320~360億円に上方修正した。特にマーケットプレイスのGMV成長と営業利益拡大を想定している。