アドビ、Firefly/ExpressがGoogle「Gemini 2.5 Flash Image」に対応

アドビは、26日(米国時間)に発表された、Googleの最新画像生成モデル「Gemini 2.5 Flash Image」を、Adobe FireflyとAdobe Express上で利用可能にした。

Gemini 2.5 Flash Imageは、異なるシーンでも一貫したキャラクターやオブジェクトを生成したり、自然言語によってぼかしや人物の削除などが行なえる画像生成モデル。

Gemini 2.5 Flash Imageを活用することで、Adobe Fireflyで一貫したスタイルのグラフィックシリーズを制作。シームレスにAdobe Expressに取り込むことで、アニメーションの追加やサイズ変更、プロンプトからのキャプション生成、各種ソーシャルチャネルへの配信までを行なえるようになる。

ビジネス利用では、既存のキャンペーン素材をAdobe Expressに取り込み、Gemini 2.5 Flash Imageを使ってソーシャル投稿やチラシ、プレゼン資料など、さまざまなフォーマットに合わせてビジュアルを生成可能。背景の差し替えや任意の写真へのオブジェクト統合、ブランドに即したリアルなバリエーション生成も数分で可能になる。

グラフィックデザイナーは、Adobe Fireflyで製品コンセプトやキャラクターデザインのプロトタイプを迅速に作成。方向性を検討したのち、Adobe PhotoshopやAdobe Illustratorにシームレスに移行し、細部を仕上げることもできる。

Gemini 2.5 Flash Imageは、Adobe Fireflyの「テキストから画像生成」モジュール、Adobe Fireflyボード(ベータ版)、Adobe Expressで利用可能。Adobe FireflyとAdobe Creative Cloud Proの有料プランユーザーは、9月1日まで期間限定でGemini 2.5 Flash ImageをAdobe Firefly上で無制限に使える。Adobe Fireflyの無料プランの新規ユーザーは、最大20回まで生成が可能。