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Adobe Premiereに本格的なiPhone版 Rushは終了
2025年9月5日 13:03
アドビは、動画編集ツール「Adobe Premiere」のiPhone版を9月末に提供する。App Storeでは予約受付が開始されている。料金は無料(アプリ内課金あり)。Android版は現在開発中。
アドビの動画編集ツールであるPremiere(プレミア)をモバイル版アプリとして再設計したもの。マルチトラックタイムラインや、字幕自動生成が可能なほか、動画を無制限に追加でき、オーディオ、テキストレイヤー、4K HDR対応など、本格的な編集機能が提供される。
効果音生成やAIを活用した「スピーチ強調」機能を搭載しており、高品質な音声編集を行なえる。生成AIのAdobe Fireflyを搭載し、画像・音声・映像素材を生成可能。数百万点のAdobe Stockアセットも利用できる。
外出先で作業を始め、デスクトップで仕上げるといった、柔軟なワークフローを実現可能。TikTok、YouTubeショート、Instagramなど、主要SNSへワンタップで書き出しできる。
Premiere Rushは提供終了
なおアドビは、Premiereの簡易版と位置づけていた無料の動画編集ツール「Premiere Rush」の提供を段階的に終了する。
モバイル版はアプリストアでの提供を9月30日で終了。サブスクリプションで利用しているユーザーは、Premiere Rushの技術サポートが終了する1年後の2026年9月30日まで、デスクトップの「Creative Cloud」アプリからデスクトップ版をインストールできる。
既存ユーザーは、モバイル・デスクトップ版ともに2025年9月30日以降もアプリを利用できる。ただし、サブスクリプションでの更新は停止され、プレミアム機能へのアクセスが制限される可能性があるほか、OSやデバイス側の更新により不具合が出る可能性があるとしている。


