ニュース

メルカリのビットコイン取引サービス200万人突破 循環行動も確認

メルカリの子会社、メルコインは、ビットコイン取引サービスの利用者数が約1年で200万人を突破したと発表した。

メルコインは、これまでビットコイン取引を行なったことがない人でも簡単に取引できるサービスとして開始。2023年3月の開始から約7カ月で100万人を突破していた。

日本国内の暗号資産取引口座数は、2024年2月末時点で約952万件。過去1年間では業界全体で取引口座数が290万件増加した。「メルカリ」のビットコイン取引サービスは、同期間の業界全体の取引口座増加数の内、約63%の割合を占めるなど、急速に利用者を拡大してきたという。

好調の要因として、普段使っているメルカリアプリで完結することや、メルカリの売上金・ポイントを活用して1円からビットコインを購入できることで、簡単にビットコイン取引を始められることを挙げている。またメルコインのユーザーの83%は、初めて暗号資産の取引を行なうなど、初心者に受け入れられている様子も紹介している。

また、2月からはメルカリの商品購入時に、保有しているビットコインで決済に使える機能を開始。全ユーザーが利用可能になった3月6日からの約1カ月で10万回を突破し、ビットコインを売却した人のうち約半数の51%が、ビットコイン売却してメルペイ残高に戻した後に、メルカリで買いものをしているという実態も明らかになったと報告している。

同社では、「メルカリグループにビットコイン取引サービスが加わることによって、メルカリの売上金でビットコインを購入し、ビットコインを売却してメルカリでお買い物するといった新たな循環行動が見受けられるようになった」としている。