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グーグル、「Gemini 3 Deep Think」を強化 手書きスケッチから3Dデータ出力

Googleは、科学や研究、工学分野の課題解決を支援する推論モード「Gemini 3 Deep Think」の大型アップデートを実施した。Google AI Ultra(月額36,400円)加入者向けにGeminiアプリで提供を開始し、研究者やエンジニア向けにはGemini APIを通じた早期アクセスプログラムの受付も開始している。

Gemini 3 Deep Thinkは、高度な推論が求められる数学、物理、化学、プログラミング分野に対応したAIモード。複雑で不完全なデータを扱う現代の研究環境に対応し、理論にとどまらず現場でも応用できるよう設計されている。

アップデート後の同モードは、複数の学術ベンチマークで最高水準の成績を記録。推論力を問う「Humanity’s Last Exam」では48.4%、AGIへの到達度を測る「ARC-AGI-2」では84.6%のスコアを達成した。また、競技プログラミングの指標となるCodeforcesではEloスコア3455を記録し、2025年の国際数学オリンピックでは金メダル相当の性能を発揮した。

実用面では、スケッチを読み取り、3Dプリント可能なデータを生成するなど、設計や試作の工程にも活用できる。研究者が複雑な数式や理論の検証を行なう際の支援や、エンジニアが物理システムのモデリングを行なう際にも力を発揮するとしている。

企業や研究機関向けには、Gemini APIを通じて提供される予定で、早期アクセスプログラムへの参加申し込みが可能。