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PFDeNA、医療特化の基盤モデルなど新事業

Preferred Networks(PFN)とディー・エヌ・エーの合弁会社であるPFDeNAは、PFNグループのAI技術や基盤モデルとDeNAグループの持つヘルスビッグデータやサービスを活用した新事業として、ヘルスケア領域向け基盤モデルの開発と「基盤モデルを活用した製薬・保険会社向けソリューションの開発・提供を開始した。

現在、医師や専門家による健康指導は、経験値の違いやバイアスなどによるばらつきが課題となっている。しかし、膨大な個別事例の知識や最新の科学的エビデンスで訓練した基盤モデルを利用することで、健康状態の可視化や予測精度の向上が期待できるという。

ヘルスケア領域向け基盤モデルの開発では、PFN子会社のPreferred Elements(PFE)が開発するマルチモーダル基盤モデルを、PFNグループが、DeNAグループ所有の膨大なデータやエビデンスを用いてヘルスケア領域向けにファインチューニングする。

製薬・保険会社向けソリューションとしては、ヘルスケア領域向けにファインチューニングされた基盤モデルをベースに、DeNAのサービス開発・提供ノウハウを活用しながら、ヘルスケア関連企業向けにPFNがソリューションを開発。

例えば、製薬会社向けには業界特有の煩雑な書類業務の効率化や治療効果の予測・シミュレーション、保険会社向けには引き受け業務の最適化や営業活動の効率化等などのソリューションを予定している。これらのソリューションを、DeNAグループの営業リソースやヘルスケア業界のドメイン知識を利用して、PFDeNAを中心に共同で展開する。