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サムスン、Galaxy Tab S9シリーズ登場。防水防塵で薄型化

Galaxy Tab S9シリーズ

サムスン電子ジャパンは、Androidタブレット「Galaxy Tab S9」シリーズを9月1日より発売する。14.6型ディスプレイの「Galaxy Tab S9 Ultra」と12.4型の「Galaxy Tab S9+」、11型の「Galaxy Tab S9」の3モデル展開で、価格はS9 Ultraが209,800円~、S9+が162,600円~、S9が124,799円~。

Galaxy Tab S9 Ultra
Galaxy Tab S9+
Galaxy Tab S9

Galaxy Tab Sシリーズ初の防水防塵対応で、5.5~5.9mmという薄さやデザイン、Sペン付属などが特徴のAndroidタブレット。ディスプレイはいずれも120Hz対応のDynamic AMOLED(有機EL)。カラーはグラファイトのみ。

チップセットはSnapdragon 8 Gen2で、S8シリーズ比でCPUは34%、GPUは41%高速化。新冷却システムのベイパーチャンバーなどで安定したパフォーマンスを発揮し、動画編集アプリの「LumaFusion」、コミック作成の「Clip Studio Paint」のほか、「GoodNotes」「ArcSite」などでのクリエイティブな作業も快適に行なえるという。

タブレットで描画できる「Sペン」も付属し、新たにIP68相当の防水防塵対応となっている。

Sペン

Galaxyシリーズのスマートフォンなどとの連携も強化。タブレットのマウスでスマホのデータをドラッグ&ドロップできる「マルチコントロール」に新たに対応したほか、タブレット-スマホ間データの「クイック共有」、PC画面をタブレットに表示する「セカンドスクリーン」なども利用できる。

リアカメラは、S9 UltraとS9+が広角1,300万画素+超広角800万画素、S9は広角1,300万画素のみ。フロントカメラは、いずれも広角1,200万画素+超広角1,200万画素。

Galaxy Tab S9 Ultra

メモリはS9 UltraとS9+が12GBで、S9が8GB。ストレージはS9 Ultraが512GB、S9+が256GB、S9が128GB。バッテリーはS9 Ultraが11,200mAh、S9+が10,090mAh、S9が8,400mAh。

外形寸法/重量は、S9 Ultraが約208.6×326.4×5.5mm/約732g、S9+が約185.4×285.4×5.7mm/約581g、S9が約165.8×254.3×5.9mm/約498g。Wi-Fi 6Eに対応する。OSはAndroid 13。生体認証は画面内指紋認証。

3製品のフルラインナップ、防水ペンやアクセサリーも充実

サムスンのAndroidタブレットは2022年春に“再上陸”という形で日本国内向けの展開を再開。「Galaxy Tab S8+」「Galaxy Tab S8 Ultra」という、グローバルでは3種類あるラインナップから上位の2製品が投入されていた。今回発売される「Tab S9」シリーズは、期待に応えるためとして、スタンダードモデルである11型の「Galaxy Tab S9」を含めた3種類のフルラインナップになり、バリエーションが拡大する。

「Tab S8」シリーズのユーザーは、タブレット端末で一般的な「コンテンツ視聴」が多いことに加えて、ゲームやイラスト制作といったクリエイティブ用途で使われるケースが多いのが特徴という。Tab S9シリーズでは有機ELディスプレイを搭載するほか、スピーカーサイズが20%アップしたクアッドスピーカーを搭載。ベイパーチャンバーで排熱対策も強化し、さまざまな用途に対応できるハイスペックモデルになっている。

クリエイティブ用途で重宝される「Sペン」は製品に同梱。本体同様に防水性能も備える。タブレット本体にくっつけて充電する際、向きを問わない仕様に改善されている。また別売りで高性能な「Sペン Creator Edition」もラインナップする。こちらは角度の検出などがハイスペックになっているという。

Sペンが同梱
別売りの「Sペン Creator Edition」

アクセサリーも充実し、カバーやキーボードのほかに、防水防塵仕様を活用できるものとして、取っ手になるスタンドがついたアウトドアカバーを用意。反射防止フィルター、覗き見防止フィルター、Sペンが紙のような書き心地になるノートペーパースクリーンといったアイテムもラインナップされる。

防水に対応
アクセサリー
ラインナップと価格
14.6型ディスプレイの「Galaxy Tab S9 Ultra」